今日は雲がちな天候。
でも20時から21時半くらいまでの間はなぜか薄曇りになって、土星や火星に月を見ることができました。
ところで、観察会で土星を見て頂くとかなりの確率で写真に撮りたいという要望が出ます。
月は倍率が低い上にとても明るいのでわりと簡単にスマホなどでも接眼レンズを覗かせて撮影することができます。
でも土星は高倍率でかなり暗い状態を撮影しなければならないので、実はかなりハードルが高いです。
一番難しいのは接眼レンズの適切な位置にスマホのカメラレンズを置いてあげることなのですが、手持ちでかなり難しいです。
というわけでカメラの位置出しがしやすくなるような治具を作って見ました。
撮影用の接眼レンズ(ハイペリオンズームレンズ8-24mm)にペタリとスマホを置き、接眼レンズ後方の適切なアイレリーフの位置にスマホが来るようにしてあります。
スマホを覗かせるとこんな感じです。
これを望遠鏡に取り付けて撮影します。
う~ン、、、オートだとどうしても背景の暗い部分に引っ張られて土星が露出オーバーになってしまいます。(スマホ画像を方形に繰り出しリサイズしたもの)
私のスマホは露光をマニュアルに設定できるのでシャッタースピード、ISO、ホワイトバランスを調整して撮ったのがこちら、、
意外に良く写っているという感じです。
それでも位置合わせや露光の調整などをゲストにやって頂きながら撮って頂くのはかなり難しそうな感じでもう少し改良の余地がありそうです。