不思議な「気象光学現象」

今日は秋空の広がる気持ちの良い一日。

天候はやや下り坂のようで太陽に暈がかかっていました。

暈(正式には「内暈」とか「22度ハロ」)のような現象(虹もそうですが)を「気象光学現象」と呼ぶようです。

今日の内暈はよく見ると左右に「幻日」と呼ばれる光の強い部分があり、さらにそれをよく見ると左右にヒゲを生やしたように光が伸びているのがわかります。

これを「幻日環」と呼ぶそうです。

また「内暈」の上部には暈の曲線とは反対向きに反った光が左右に伸びているのがわかりますが、これは「上部タンジェントアーク」と呼ぶそうです。

しばらく観察していると内暈の外側に「外暈」(46度ハロ)と呼ばれる光の輪が見えてきました。

さらにこの外暈の上にも反対向きに反った虹色の光(環天頂アーク)が左右に伸びているのが見えました。

まさに気象光学現象の見本のような眺めでした。

夕方には少し天候が回復して月を見ることができました。

スタパオーナー について

たくさんのかたに星空の美しさ、楽しさを知って頂きたくて、天体観測のできるペンションを開業しました。
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不思議な「気象光学現象」 への2件のフィードバック

  1. 鈴木泰子 のコメント:

    こんばんはーー
    大変お世話になりました。

    これは何時頃の出来事だったのでしょうか?
    是非見たかったです

    気象現象もこんな不思議なものはなかな見れませんーー

    今回天の河を観る夢には届きませんでしたが、地元さいたま市とはレベルの違う星空を見せて頂き、感激しました。
    星が多すぎて、双眼鏡で、自分が何を覗いているのか?わからなくなってしまうことが、なんかいもーーー

    それでもや座やーイルカ座はバッチリ覚えました。

    又お邪魔したいです。
    ありがとうございました。

  2. スタパオーナー のコメント:

    鈴木さま
    この度はご来館ありがとございます。
    何とか星空をお楽しみ頂けて何よりでした。
    こちらで紹介した気象光学現象は15時半から16時半過ぎまでのかなり長い間見えていました。
    スタパ周辺は空が開けているのと、外を歩くときはいつも上ばかり見ているので年に何回かは暈や虹を見ることが有りますが、今回のようにハッキリしたものは数年に一度くらいの珍しさだと思います。

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