今日も終日スッキリしない天候。
でも紅葉と常緑針葉樹のコントラストがきれいです。
さて「お出かけパック」シリーズ、今日は極限まで小さく、軽くを目指したセットです。
このケースは双眼鏡(11×80)用のセミハードケースで、サイズは315×260×105と、思わず「ちいーぃさなカバンにつぅめた・・・」と歌いたくなってしまいます。(古ッ!)
中身はこんな感じです。
この中には、
・望遠鏡(D=50mm/f=300mmアクロマート、天頂プリズム)
・赤道儀(ナノトラッカー、アングルプレート付、同用コントローラーと予備電池)
・自由雲台、簡易微動雲台
・接眼レンズ(AH40mm,Zoom9-27mm)
・カメラ三脚(ベルボンUT-43)
赤道儀と三脚の強度面から使用に耐える鏡筒が決まり、低倍率(7.5~33倍)指向のセットです。
限りなく卓上望遠鏡に近いサイズです。
お気づきの方もいると思いますが、これまでの「お出かけパック」は架台をすべて赤道儀にしています。
赤道儀にこだわらなければもっと軽くて小さなセットになるのですが、個人的には譲れないところです。
公共の場所で望遠鏡を出して星を見ていると、周りに人が集まることが多いです。
一人、二人なら良いですが人が群がるようになると、日周運動で星が移動するので追尾していないと、途中で「見えない!」とか「端っこ」といわれて気が気ではなくなります。
覗いてる人の間に割り入って調整をしなければならず、それはシャイな私(?)としては精神的にとても苦痛なのです。
また空の条件が良ければ星景写真を撮りたくなることもあります。
もちろん静止撮影でも写せることは写せますが、たとえ30秒でも追尾ているかいないかで最微光星の写りが変わってきますし、追尾していればよりシャッタースピードを長くして感度を下げたり、絞ったりという表現の自由度も高くなります。
何より微動の操作をせずにじっくり見ていられるということが、ものぐさな私の性に会っているからです。