今日も良い天気。
夕方、打ち合わせから戻ると高原大橋周辺は素晴らしい黄昏時でした。
さて寒い盛りです。
常々申しているのですが、星を見るときに最も大切な心構えは「防寒対策」です。
星の知識よりも、星を見たり記録するための機材よりも、とにかく大切なのは「防寒対策」なのです。
どんなに星の知識があっても、どんなに高級な機材を持っていても、寒さに(身体や心が)負けてしまえば、どんなにきれいな星空がそこにあっても、そこで終わりです。
逆に機材も知識も何もなくても、寒さに負けない限り(音楽を聴いたり、仲間と話したりしながら)夜明けまで楽しく過ごすことができます。
もちろん機材や知識が充実していれば、それ以上に楽しく充実した時間を過ごすことができます。
夏でも油断して肌を出したまま外で長時間星を見ると、身体が冷え切って心が折れてしまうことがあるのです。
実は私自身が寒がりということもあるのですが、とにかく防寒対策には最大限の注意を払うことをお奨めしています。
上は私の厳寒期の星見の標準スタイルです。
この服装で星空案内をしているとゲストからは「オーナーが一番暖かそうですね!」といわれてしまいます。
でも本当に寒いときは、これでも相当にアンダーウエアーを工夫しないと負けてしまいます。
特に手や足はある程度以上は厚着ができません。
手は機材の操作時には限りなく素手に近い状態になりますし、地面に直接触れる靴も(靴下の重ね履きをしても)冷えがあがって来やすいです。
そんなわけで今年の「防寒対策」はこちら。
発熱ヒーター式の手袋と靴の中敷きです。
どちらも携帯充電用のUSBバッテリーで暖めます。
手袋は上に大きめなもの組合わせて使い、中敷きは保温ソックスに入れて履きオーバーパンツを着けてから防寒ブーツを履くと厳寒の屋外でも快適に過ごせます。
バッテリー側にスイッチがあるものを使用しているので、必要に応じて温度調整ができるのもGoodです。
これまで使い捨てのカイロを使用していたのですが、本当に寒いときには全然暖かくならず、室内の暖かいところに戻るとやたら元気よくなって熱くなるという残念な思いをすることが多かったのです。
最近はUSBバッテリーでいろいろなものが使えるようになって便利ですね。
ところでゲストにはこの辺のものをお貸しするわけにも行かないのですが、時にはスタパで星を見るのに防寒対策が十分でない方もいます。
そんな方向けに今年はブランケットを用意しました。
充分な防寒にはならないかも知れませんが、少しでも寒さを和らげることができればと思いますので、お気軽にご利用頂ければと思っています。
そして今夜も月がきれいでした。