大型連休2日目、空は薄雲が多いのですが、客室のベッドメイク中に何気なく外を見たら環水平アークが地平線近くに虹色に見えました。
慌てて外に出ると太陽を中心に22°の円となる内暈、そして太陽を含む白い輪の幻日環が見えていました。
どれも六角形の水の結晶とそれを通る太陽光の屈折により出現する大気光学現象ですが、3種類以上の現象が同時に見えるのはわりと珍しいです。
特に内暈と幻日環が同じ大きさに見えることは非常にレアです。
なぜなら幻日環は原理的に太陽からの天頂離角に等しい半径の大きさになるからです。
半径22°の内暈と同じ大きさの幻日環が出現するには太陽が天頂から22°のところにある必要があるからです。
上の写真は今日の11時半頃撮影したもので、撮影時刻の太陽高度は地平線から約68°(=天頂から22°)で、全く偶然に幻日環と内暈が同じサイズに見えていたようです。
通りかかった近所の方が、1964東京五輪の開会式の時に空に描かれた飛行機雲のようだと喜んでいました。(実は私もそれリアルで見ましたが・・・)
さてこの幻日環、太陽を含む大きな輪っかなのでまさに超特大のダイヤモンドリング(もちろんダイヤの大きさは3カラット、太陽だけに・・・)
昼間の贈り物が豪華すぎたのか困ったことに夜は曇ってしまいました。