今日も良い天気。
夜は雲が広がりましたが何とか木星・土星+アルファが見えました。
さてこの夏の星まつりの収穫品 スカイウォッチャー社製マクストフカセグレイン型150mm鏡筒「BKMAK150」のレビューです。
この鏡筒は口径150mmで、鏡筒先端にメニスカスレンズが配置されたマクストフ型カセグレン式の光学系です。
口径の割にコンパクトでシャープな見え味も魅力という謳い文句で販売されています。
普通の反射望遠鏡やシュミカセ型の望遠鏡に較べるとF12と口径比が大きく、焦点距離が長いので高倍率がだしやすいので、月・惑星の撮影や少し小さめの星雲・星団の観望向きといえます。
このクラスのカタディオプトリック系の望遠鏡としては珍しく接眼部が50.8mm(2インチ)径を採用しています。
純正で2インチ天頂ミラーと28mmの2インチアイピースが付属します。(2インチ-31.7変換ADも付属します)
2インチの長焦点アイピースが使えるので、例えば40mmを使うと倍率45倍、実視界1.3度程度で意外に星雲星団にも向きます。
8×50ファインダーも付属しているので星雲星団を探すのにもありがたいです。
手持ち機材の中に比較的性格の近いセレストロンの127mmシュミカセ(C5)がありますが、並べてみると明らかに副鏡が小さく(=中央遮光が小さく)惑星向きという期待感が湧きます。
ただしシュミカセよりもだいぶ骨太な感じで鏡筒長も長いので、天頂ミラーや接眼レンズを組合わせると6Kgを超える重量になります。
このためビクセンのGP赤道儀クラスだとかなりトップヘビーな感じになります。(ウエイトも2個必要になります。)
眼視だけなら何とか行けそうな感じです。
ロスマンディG11クラスだとかなり余裕と言った感じになります。
お気軽惑星観望用として導入をしたのですが、その骨太さ加減から運用が予想外にたいへんそうで、お出かけ用にはC5、自宅用にはBKMAK150という使い分けになりそうです。(続く)