ホントに超入門 「望遠鏡の使い方」 - 序の2「望遠鏡は道具だ!」 -

今日は雲の多い天気。 でもこんな日には・・・

 

雲間から日が射して、荘厳な「天使の階段」が見られることがあります。(^o^)

さて、ホントに超入門 「望遠鏡の使い方」シリーズですが今日は本題に入る前に
全く初めて望遠鏡に触れる超々初心者の方に望遠鏡を使い始める前の心構えを
お話しておきます。

まずはじめに心しておいて頂きたいのは「望遠鏡は道具だ!」ということです。

「当たり前じゃないか・・」と思われる方も多いと思うのですが、スタパで初めて
望遠鏡に触れる方の多くがこのことを理解していないのです。

望遠鏡さえあれば月のクレーターや土星が「簡単に」見られる・・・と思って
いる人がすご~く多いのです。

もちろん使い方の基本的なところが分かっていれば「簡単に」見ることができる
のですが、道具である以上使い方を理解していなければ全く役に立たない場合も
あるのです。

このことを理解しないまま使い始めると、すぐに「使えね~」とか「難しい~」
といって放り出してしまうことも多いのです。

自動車を例にとれば、免許がもらえるようになるまでには20数時間も実際に
自動車を運転して身体で運転を覚える傍ら、自動車の仕組みや構造、運転に
まつわる様々な情報(法規など)を勉強する必要があります。

望遠鏡は自動車ほど複雑で難しくはありませんし、命に関わるようなことは
ないのですが、まともに使えるようになるには、それなりに使いこなし、
構造を理解しておかないと、すぐに月のクレーターや土星の輪を見ることは
できないというけです。

まあ、それほど難しいものではないことも確かで、いくつかのコツを身に
つければ小学3年生でも使えるようになるレベルのものですから、それほど
身構える必要もないのですが、闇雲に望遠鏡を振り回してもそうそうお気軽に
天体観測ができるものではないことを知っておいて欲しいのです。

続く・・・

スタパオーナー について

たくさんのかたに星空の美しさ、楽しさを知って頂きたくて、天体観測のできるペンションを開業しました。
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