40cmの天体写真

今日は曇りのち雨。

2月に入って晴天率がだいぶ持ち直しているのですが、今日はお休み。

ここのところ少し真面目に天体写真を撮っていたのですが、今日はいろいろ画像処理をしました。

40cm望遠鏡の直接焦点にオリンパスのm4/3カメラ(E-M10)を着けて、小さめの天体(惑星状星雲など)がどのくらい写るか試し撮りをした画像の処理です。

35mm換算で焦点距離8000mmという超望遠なので写りはかなりシビアーで、シンチレーション(大気の揺らぎ)の影響をもの凄く受けます。

先日紹介したエスキモー星雲はかなり大気の安定度の高い状態で撮影したのですが、そうでない日は星が大きくボケて、暗い星が写らないし、寝ぼけた画像になります。

上はオリオン大星雲の中心部を写したものですが、星雲中心部にある4重星(トラペジウム)がくっついてしまいます。

上はNGC1535で通称クレオパトラの瞳星雲と呼ばれる美しい(はずの)惑星状星雲なのですが、解像度が低く少しよどんだ瞳になってしまいました。

この組み合わせで綺麗な写真を撮ろうと思うと、シンチレーションの状態も考えなければならず、気流の安定する日が少ないスタパの立地では撮れる日がかなり限られてしまうことが分かって来ました。

条件の良い日を見つけながら気長に撮って行きたいと思います。

スタパオーナー について

たくさんのかたに星空の美しさ、楽しさを知って頂きたくて、天体観測のできるペンションを開業しました。
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