今日は終日青空の良い天気。
満月なので暗い星は全くダメですが、気流はわりと安定していて惑星日和でした。
満月の瞬間は数時間後ですが東西側にクレーターは見えず、北側の縁にわずかにクレーターが見えます。
さて今日の満月は今月2回目の満月です。
同じ月に2回満月がある2回目の満月をわりと珍しいからという意味で最近はブルームーンと呼ぶようになりました。
本来のブルームーンは実は違う現象なのですがいつの間にか変わってしまいました。
月の朔望月周期が29.5日ですのでひと月に2回満月が起きるのは2~3年に1回くらいあっても不思議ではないので、それほど珍しいことではないですし、天文学的にそれほど意味のあることでもないです。
まあネタとして少しでもたくさんの方が空を見上げてくれたらというレベルのお話しです。
さて今夜の満月は今年の満月の中で一番地いさな満月で、スーパームーンの逆です。
スーパームーンに較べ直径が14%ほど小さいので見慣れている方は少し小さいと気付くことができるかも知れません。
月は地球の周りを約35万㎞から40万㎞の楕円軌道で廻っているのですが、35万㎞の近地点を通過する日に満月に(スーパームーンに)なることもあれば、40万㎞の遠地点を通過する日に満月になることもあるのですが、面白いことにだいたいどちらも年に1回ずつい起こります。
どちらもたまたまそうなったということで、これもそれほど天文学的な意味は無いです。
少しでも多くの方に空を見上げてもらうネタとして分かりやすくて良いと思いますが・・・
さてシーイングが良かったので観察会のあとに、40cm望遠鏡で火星を撮影しました。
先日来、火星の写真が思うように行かないと書いたら、ありがたいことに何人かの方からコメントやメールでアドバイスを頂来ましたので、いろいろ試行錯誤です。
全くラフな処理なのですが、ピント合わせの方法を少し変えたらだいぶ良く写りました。(今シーズン最高)
この先処理の方法も少し煮詰めたいと思います。
オーナー様
火星像かなり良くなりましたね!
フォーカスは後もう一歩追い込めそうですが、鏡筒によっては球面収差対策が必要かもしれません。(バローの選定になりますが)
T-Studioさま
アドバイスを頂いた暗い恒星でのピント合わせを試して見ました。
微光星は跳びはねたり、2~3個に分離したり、ボワッと肥大したりと止まることを知らず、どこが焦点かを探るのも難しかったです。
それでも従来よりはかなり追い込めたのではないか思いました。
改めてピント合わせの重要性を認識した感じです。
極めるのはまだ先かも知れません・・・・