ウルトラ ラプトル50

今日は久々に諏訪方面に用事があって出かけたのですが、帰りに八ヶ岳を
西側から眺められるスポットで八ヶ岳から昇る月を見ることができました。

スタパは八ヶ岳のほぼ真南側にあるので八ヶ岳にかかる月を見ることができ
ないので少し不思議な感じでした。

さて、今日は久々のラプトル50改造ネタ・・

これまでラプトル50の鏡筒を改造したり架台を赤道儀に交換したりしてきた
のですが、できるだけオリジナルのイメージを崩したくないという気持ちから
三脚を純正のまま(アクセサリートレイを追加するくらいで)使ってきました。

しかし、三脚が弱ければ架台も大きなものが載せられないのですし、機械系
全体の強度も限られてしまいます。

もちろん月の全景写真を撮るくらいであればこれで充分だと思いますし、
軽快に使えるという意味ではかなりいい感じだと思います。

でも、月の全景写真も昨冬に一通り撮ってしまいましたので、次に何を
しようと考えたとき機械系の弱さがネックになりそうでした。

口径50mmの望遠鏡でどこまでの写真が撮れるのか試してみたくなったわけです。

オリジナルラプトルのイメージにこだわらず、三脚も架台もリニューアルする
ことにしました。(もちろん40cm望遠鏡に同架してしまうということも可能
ですが、これは反則っぽいですし、軽快に使うという雰囲気ではなくなりますので・・・。)

そこで手持ちの機材の中から組み合わせたのがこれ、

ビクセン製スペースギアの赤道儀・三脚を使い、GP互換アリミゾが利用できる
ようにして、鏡筒を載せています。

この架台を選んだのは以前の改造ラプトルで使用していた米オライオン社の
ミニEQ赤道儀の簡易モータードライブが無改造で使用できるからです。
(本当はもう少し軽い組み合わせにしたかったのですが・・・)

スペースギアというのはビクセンがGPシリーズの下位グレードの製品として
販売していた中国製赤道儀のシリーズです。
(現在はほぼ同形のものが米オライオン社から販売されていて、
(株)ジズゴさんで購入できます。)

8cm屈折や13cmニュートンを載せていた赤道儀ですから、ラプトル50を
載せると明らかにオーバースペックといった感じがします。

それだけに安定度は抜群で、少しくらいの風ではほとんどブレませんし、
ピント合わせや微動の調整でも不快なほどにブレることがなく、対象を
(手を離さなくても)確認しながら行うことができます。

試しに一眼デジのEosKissX4で月の直接焦点撮影をしてみました。

以前のシステムでは一眼レフのシャッターショックを拾って、まともな写真が
撮れなかったのですが、そこそこの写真が得られることが判りました。

このシステムで50mm望遠鏡の限界が極められたらと考えています。

スタパオーナー について

たくさんのかたに星空の美しさ、楽しさを知って頂きたくて、天体観測のできるペンションを開業しました。
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