SVBONYのフィールドスコープSV406Pを使う その6

今日、日中はやや雲が多く、ときおり天気雪が降っていましたが、夕方からは良く晴れました。

今日もSVBONYのフィールドスコープSV406Pで遊んでいました。

SV406Pの大きな特徴として、天体望遠鏡用接眼レンズが使用できるというフィールドスコープとしてはわりとレアなものがあります。

付属するズーム式接眼レンズはかなり見え味の良いものですが、唯一の弱点として低倍率側の見かけ視界が狭い傾向にあります。

見かけ視界は41°で、安物のズームレンズ(35°前後)と較べれば充分に広いですし、古典的なオルソやケルナーなどの接眼レンズ較べてもそれほど狭いわけではないのです。

でも最近の少し高級な接眼レンズだと50~60°は当たり前で、さらに広角の製品もざらにある状態なので、これに慣れていると少し狭苦しい感じがしてしまうのです。

また天文ファンの中には(特に私のように古くからの人間は)ズームアレルギーのようなものがあって、ズームレンズは収差が多く、見え味も悪いといった先入観があったりします。

そんなわけで今日は昼間から手持ちの接眼レンズを片っ端から寄せ集めて、SV406Pで合焦が可能か見え味はどうかといった検証をしていました。

夜も少し月は明るかったですが、よく晴れていたので無限遠に合焦可能な接眼レンズで星像をチェックしました。

検証の結果は別の機会に紹介したいと思いますが、ひとつの天体をじっくり観察するのであれば、適正な倍率と広めの見かけ視界、そして抜けの良い像が得られる単焦点はありなのですが、次々にいろいろな天体を見比べるといった星空散歩には純正のズーム式接眼レンズの方が圧倒的に楽しいです。

純正のズーム式接眼レンズだと高倍率端から低倍率端にズームしてもほとんどピントの変化がありません。(カメラレンズでは当たり前なのですが、望遠鏡のズーム式接眼レンズはピントが変わるものが多いです。)

前述したように低倍率端の見かけ視界が狭いといっても古典的な接眼レンズ並みなので、(私は)我慢できないというほどでも無いです。

散開星団を低倍率端で導入して、高倍率端にズームして行くとバックグラウンドが暗くなり、グググーッと微光星が浮き上がって見えてくるのは鳥肌もので病みつきになります。

散開星団ごとに浮き上がり方が違って面白いです。

接眼レンズを入れ替えていては絶対にできない楽しみ方だと思います。

天体望遠鏡用接眼レンズが使用できるSV406Pですが、(純正のズーム式接眼レンズが充分高性能なこともあり)無理に交換しなくても充分楽しむことができることが改めて分かるという少し逆説的結論となりました。

風も気流も穏やかで、気温も高めだったので月がきれいに写りました。

スタパオーナー について

たくさんのかたに星空の美しさ、楽しさを知って頂きたくて、天体観測のできるペンションを開業しました。
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SVBONYのフィールドスコープSV406Pを使う その6 への2件のフィードバック

  1. 久保寺克明 のコメント:

    おはようございます。ご無沙汰しています。小田原の久保寺です。
     双眼鏡のことについてあちこち見ていましたら、あららっ、ずいぶんとマニアックなことが書いてあるページにたどり着きました。あらっ、どこかで見た人が写っていると思ったら・・・。

     お元気そうで何よりです。楽しいHPやブログですね。少しずつじっくり拝見します。なかなかたいへんな世の中ですが、明るく暮らしているようで何よりです。
     私は、相変わらずです。唯一変わったことは、ある程度自由な時間を持って自由人まがいのことをしている程度です。柑橘類やタケノコのの出荷で5月の連休くらいまでは、朝から暗くなるまであくせく動き回っているのですが、それでも気持ちは開放的です。
     昨夜も変光星の観測を一晩中していましたし(私は寝ていましたが望遠鏡達が観測してくれました)山崎さんとは月1くらいで会います。しかし、コロナ感染拡大の影響で、思うように大騒ぎというわけにはいきません。

     機材や天文活動、いろいろ書かれているので

  2. スタパオーナー のコメント:

    久保寺さま

    アレレ、見つかっちゃいましたか・・・(笑)

    久保寺さんも元気に暮らしているようで何よりです。

    コロナで開店休業状態が続き、すっかりご隠居状態になっています。

    ブログは高度なことはあまりせず、星見を楽しむことを優先しています。
    ただ、長く続けているので星関係の検索語でググると結構引っかかることが多くなっているようです。

    気長におつきあい頂ければと思います。

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