SVBONY CMOSカメラ「SV305」を使う その7

今日も良い天気、

だったのですが、薄明が終わる頃にはすっかり曇ってしまいました。

さてSV305の続き、前回は最安システムということで最安赤道儀と中古アクロマート鏡筒との組み合わせでとりあえず試して見ました。

とりあえず電視観察がどんなものか知るためのとっかかりとしては良いのですが、赤道儀の安定性の不足や、位置合わせなど微調整の難しさから、もう少し上のグレードの赤道儀で試して見ることにしました。

月を撮影したときの感じで、もう少しシャープに写したいのと、短焦点だとピント合わせがもの凄くシビアになるので、鏡筒ももう少しグレードアップしたいと考え、
WilliamOpticsのジェニスター66SD(廃盤品)と組合わせることにしました。

WilliamOptics純正の0.8倍レデューサーを組合わせます。(実測で0.72倍、焦点距離280mmです)

このセットで撮影した昨日の月がこちら

F5アクロマート鏡筒よりもだいぶシャープに写る感じです。

月の全貌を写すのにはギリギリの焦点距離です。(レデューサーつきで)

春の銀河を狙ってみました。

しし座のM65(右上)-M66(右下)とNGC3628(左側)の定番トリオですが、16秒×23スタック(368秒)です。

6分もスタックしなくても、1分くらいのうちになんとかそれらしい見え方になるので、EAAでも充分使えると思います。

わりと難物な銀河がこのくらい写りますので、メジャーな散光星雲や星団は簡単に写せそうです。

やはり自動導入との組み合わせがお奨めではありますが・・・

前回も書きましたが、SV305はセンサーが小さいので(惑星以外は)できるだけ短焦点の鏡筒との組み合わせが良いので、システム全体が小さくできます。(=気楽に使える)

CMOSカメラとして価格を考えるとかなり安価な方ですので、観察会などでも気軽に使える電子アイピースとして活用できる場面は多いと思います。

スタパオーナー について

たくさんのかたに星空の美しさ、楽しさを知って頂きたくて、天体観測のできるペンションを開業しました。
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