AZ-EQ AVANTの小改造

今日は日中良い天気、夜曇りのパターン。

夕方は天気の変わり目でなかなかのマジックアワーが楽しめましたけど・・・

さて80mm合戦ではコンパクトさ以外あまり良いとことのなかったPico-8(D80mm/f800mmマクカセ)ですが、クラス最強の取り回しの良さは捨てがたいです。

Pico-8と組合わせたSkyWatcherのAZ-EQ AVANT赤道儀(以下AVANT)もドイツ式赤道儀としては最っとも軽量・コンパクトな部類ですし、簡易的な追尾用モータも取り付けられる優れものです。

どちらかというと高倍率が得意なPico-8に自動追尾の付いたAVANTの組み合わせは、鬼に金棒とまでは行かなくても、ゴブリンに棍棒くらいの力にはなりそうで(少し頼りなさすぎるか・・・?)、出前観察会などでは活躍してくれると思います。

上の写真を見て気付くかどうかですが、純正のバランスウエイトは2.3Kgとかなり重いものが付属していて、Pico-8のように軽量の鏡筒では架台や三脚と干渉しない一番上まで上げても実はバランスが合っていません。

軽量化も考え1kgのウエイトを用意して使用してみましたが、こんなに長いウエイト棒は必要ないと思えてきました。

そこで用意したのが下の部品。

M8の長ボルト(首下110mm)、M8ナット、M4×10mm鍋ネジです。

AVANTのウエイト棒の取付け部がM8なので、M8ボルトをそのままウエイト棒替わりにします。

そのままだと棒部分の径が小さくなりすぎでウエイトの止めねじが効かないのでスペーサーとして止めねじの穴にM4のネジを放り込みます。

バランス的にはM8長ボルトは150mmくらいあるとちょうど良さそうです。(今回は手元に合った部品で組合わせたため・・・)

こうなると純正の三脚を使うのもオーバースペックな気がしてきます。

手元にあるカメラ用三脚(ボーグの76mm片持ち赤道儀セットにも使われていたものと同じ)と組合わせて見ました。

剛性はやや劣りますが、何とか実用範囲です。

この組合わせ、今まで純正三脚の運搬用に使用していた長物用バッグ(ハードオフで購入した楽器用ケース400円也)にAVANTを付けたまま収納できそう・・・

と思ったら鏡筒やファインダーほか部品類も含め収納できることが分かりました。

6cmクラスの屈折赤道儀でもここまではコンパクトにまとめるのは難しそうなので、お出かけセットとして活躍して欲しくなりました。

 

スタパオーナー について

たくさんのかたに星空の美しさ、楽しさを知って頂きたくて、天体観測のできるペンションを開業しました。
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