今日は良い天気、夜になって雲が多くなりましたが・・・
さてスタパ周辺では紅葉が本格化しています。
今年の紅葉は例年になく綺麗な気がします。
例年だと広葉樹の紅葉と針葉樹の黄葉にタイムラグがあるのですが、今年は同時に色付いているのでことのほかキレイに感じられます。
さて先日の80mm合戦で当て馬だったはずのケンコーSE-AT100N、結果的には予想外に高評価となり私自身驚いています。
昨日紹介したPico-8お気楽星見セットと合わせて再検証しました。
再検証に当たっては光軸の再調整をかなり真面目に行ったのですが、実はスタパのSE-AT100Nはお気楽EAAセットにするため、すでにかなりカスタマイズしています。
予想外の高評価となった裏にはカスタマイズの効果もあるかと思いますので検証の結果を紹介する前に、その内容を紹介したいと思います。
1.Wi-fiアダプターの追加
まずは「Sky Watcher Wi-fiアダプター」、すでに何度も紹介していますがSE-AT100Nの架台に取り付けてスマホなどのアプリ「SynScanPro」を介して無線で自動導入するための部品です。
6千円ほどしますが、たった6千円で自動導入が出来るようになると思うと凄いです。
2.モバイルバッテリー使用の外部電源
SE-AT100Nは基本電池駆動ですが、ACアダプターなどの外部電源(12V)の利用が可能です。
スタパのSE-AT100Nはモバイルバッテリー から 5V/12V昇圧アダプタを介し電源を供給できるようにしています。
電源の切り忘れで何度も電池(単三8本)を無駄にしていますので、モバイルバッテリーが使えるのはとても安心です。
3.三脚の使用とマーキング
SE-AT100Nは卓上タイプの架台ですが、架台底部には3/8インチねじがあって、AZ-GTi三脚のそのまま搭載することが可能です。
屋外での使用では三脚に載せた方が使いやすいですし、アライメントの前作業である水準器での水平出しもやりやすいです。
スタパのAZ-GTi用三脚には長さ調整のためのマーキングがしてあります。
マーキングは15cm間隔で3箇所にしてあります。(もっと細かくても良いですが、あまり細かいと長さ合わせが却って難しくなるような・・・)
予めマーキングの位置に固定しておき、水準器の指標を見ながら長さを微妙に調節しまが、このときマーキングがあると調整量が目視で把握しやすく、水平出しがより迅速におこなえます。
4.ドットファインダーへの変更
SE-AT100Nには純正で光学式のファインダーが付属していますが、正直なところあまり覗きやすいものではありません。
取付位置の関係から左目で覗くことができないのも効き目が左の私には絶望的な覗きにくさです。
手元にファインダー台座に互換性のあるドットサイトファインダー(スカイサーファーⅢ)が合ったので、換装しました。
SE-AT100Nは基本低倍率なのとファインダーを用いるのはアライメント時に明るい星を導入するのがメインになるので光学式は不要と判断しました。
5.標準接眼レンズの交換
SE-AT100Nには20mmの接眼レンズ(22.5倍)が付属します。
アイレリーフも長く、まあまあの見え味でですが、自動導入の精度を考えるともう少し広い実視界が欲しいです。
かといってあまり倍率を下げると斜鏡の影が気になりますし、コントラストが下がり見え味も良くないです。
SE-AT100Nごときに高価な広角タイプを使うのも癪ですし、重くてバランスが狂うのも避けたいところです。
そこで登場するのがSVBONYの23mm62°アスフェリカル。
このレンズ値段のわりに良く見えると評判のレンズで、軽い(=チープだが)のも良いです。
(このレンズのシリーズには4mmと10mmがありますがあまりお勧めではありません。)
見かけ視界も純正より広いので、実視界は1.7倍くらいの面積が見えてヒット率が一段と高くなります。
他にも使う上で細かい工夫もありまっさらの純正には戻れない感じです。(続く)