今日も良い天気。
今日はおかみが干し柿作りに初挑戦。
おいしくできたら良いなぁ・・・
月もきれいな夜になりました。
さてあまり物欲に走らなかった小海の星フェスですが、写真家の飯島裕さんとお話ししているうちに氏が所有している面白い双眼鏡を見せて頂けることになりました。
星フェスの帰りにスタパに立ち寄り頂いてしばらく双眼鏡談義。(飯島さんはスタパ以上の双眼鏡マニアです。)
まずはこちら、
とても双眼鏡には見えませんが対物レンズの間隔を思い切り離すことにより遠くの景色でも立体感を感じることができるようにした機種です。
国産の古い機種ですが程度が良く、月の前を流れる雲や、雲の上を飛ぶ飛行機の奥行きが感じられるとても面白い双眼鏡です。
もう一つはこちら、
第2次世界大戦頃のアメリカ製。
6倍42mm、瞳径7mmながら超広視界という仕様です。
現行の製品で瞳径7mmのものはごく一部を除いて見かけ視界が50度未満のものがほとんどです。
これは瞳径7mmで広視界の仕様を実現するためにはプリズムを大きくしないといけないからです。
写真を見ると対物レンズに対して筐体がやたらと大きく見えるのはそのためです。
どちらもとても面白い見え方ですが、あまりに尖った性能ゆえ携帯性や扱いやすさが犠牲になって市場から姿を消してしまったようです。
今回スタパが衝撃を受けたのはアメリカ製の6×42。(実際はもう1機種見せて頂いたのですがこの2機種の衝撃が強すぎて記事が書けるほど印象に残っていないです。すみません。)
これまで瞳径7mmの7×50を見てきて視野周辺のうっすら明るい見え方が許せたのはNikonの超高級機(65万円もする!)のみでしたが、この6×42もそれが無かったのです。
しかもこれ視野のかなり周辺近くまで星像がビシッとしている。
瞳径7mmでも見かけ視界が充分広ければ視野周辺のうっすら明るい現象が軽減されることと、広視界の視野周辺でも星像が良いというのを両立しているのには驚きでした。
これは今回の星フェスの大きな収穫のひとつでした。
そういった眼でスタパにある双眼鏡を見直していたら、超広角といえる双眼鏡が結構たくさんあることに気付きました。
飯島さんのコレクションほど尖ったものではないですが、この子たちで改めて星を見ると思っていた以上に面白いことが分かりました。(実はこれも大きな収穫)
追々超広角双眼鏡比較シリーズとして紹介したいと思います。