超長焦点接眼レンズで遊ぶ

今日は薄曇りの一日(夜は少しだけ星が見えていましたが・・・)

機材の整理を進めているのですが、そういえば焦点距離が40mmオーバーの接眼レンズが幾つかあったなぁ・・・と掘り起こしていたら結構いっぱいでてきました。

いずれも2インチサイズですが右から
・スーパープルーセル72mm(ノーブランド)
・   同     65mm(ノーブランド)
・ラベンデュラ 55mm(北軽井沢観測所:実質63mm)()
・プルーセル    55mm(テレビュー)
・リアルプルーセル 45mm(北軽井沢観測所)
・ケーニッヒ    40mm(笠井)
です。

ケーニッヒ40mmはオーバー40mmではないですがリファレンス用として参戦しています。

長焦点接眼レンズが2インチサイズなのは接眼レンズの焦点距離に関係なく視野レンズ(対物側のレンズ)大きさで実視界の大きさが決まってしまうからです。

つまりいくら焦点距離を長くして倍率を下げても実際に見える範囲(=実視界)は広くならないのです。

ビクセンで導入用接眼レンズとして焦点距離100mmのレンズをラインナップしていましたが、31.7mmサイズの製品なので見かけ視界が10°しかなく、実視界はPL30mmの方が広いという「何だかなぁ・・」という仕様です。

上の40mm超の接眼レンズたちはそこまで見かけ視界が狭いわけでないので、ファインダー替わりの低倍率で使えないかとテストしてみることにしました。

ただし実は長焦点接眼レンズは使いどころが結構難しいのです。

もちろん2インチに対応した接眼部を持つ望遠鏡でないとダメですし、シュミカセなど比較的中央遮蔽の大きな反射望遠鏡で使うと(長焦点接眼レンズでは)、副鏡の影が視野内に見えてとても煩わしくなります。
(つまり2インチ接眼部を持つ屈折鏡筒用ということになります。)

まあ使いどころさえ間違えなければ活用も可能かと考えテストしてみることにしました。
(続く)

 

スタパオーナー について

たくさんのかたに星空の美しさ、楽しさを知って頂きたくて、天体観測のできるペンションを開業しました。
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