今日は晴れの一日。
少し雲はあるものの終日ベッタリ曇ってしまうことはありませんでした。
昨晩は雲の中の月を何とか写すといった苦しい天候でした。
今夜はスッキリではなく少し霞んだ感じでしたが何とか落ち着いて星を見ることができました。
さて今日はスタパにAM5がやって来ました。
AM5と言ったって午前五時ではありません。
五色の戦隊ヒーローでもありません。
「Are You Ready!」と言って「学園天国」を歌っていたグループでもありません。
(古いし、だんだん離れて行くのでこのへんにしておきます。)
ZWO社の新型赤道儀「AM5」です。
この赤道儀、最新の機種ですので自動導入は当然なのですが、ドイツ式赤道儀として必須のバランスウエイトが(最大13kgまで)不要な構造なのです。
(最大搭載重量は20kgでこの場合は5kgのウエイトが必要になります。)
実はスタパが所有している赤道儀で自動導入に対応しているのは天文ドームの40cm望遠鏡だけで、可搬型のものがなかったので以前から購入を検討していたのですが、なかなか「コレ!」と言った機種が見つからずにいたのです。(AZ-GTiは赤道儀とシテの使用も可能ですが、盛大搭載重量が4kgと小さく経緯台で使用する方が使い勝手が良いので除外しています。)
そんなわけでAM5のレビューは追々しばらく続けることになると思いますが、とりあえず今夜はファーストライト。
まずはZenistar66SD(D66mm/f388mm)を載せて低倍率での導入精度の検証と月の撮影。
かなりいい加減な極軸合わせでしたが、とりあえず低倍率なら遊べます。
その後BKMAC150(D150mm/f1800mm)に載せ替えで高倍率での挙動を確認しました。
250倍くらいでも安定した見え味で月面散歩、土星、木星、海王星、天王星、火星をたっぷり眼視観察。(あと主だった二重星も)
シーイングもまあまあで口径15cmでもお腹いっぱい楽しめました。
ネットで検索しているとASIAIRとの組合わせで運用する事例ばかりなので、スタンドアローンでの使用をどうするのか不安だったのですが、眼視観察ならスマホ(またはタブレット)との組み合わせでも全く問題無いことが分かりました。
AM5を使う方のほとんどがASIAIRと組合わせて使うのでしょうが(スタパも最終的にはそこに落ち着くかも知れませんが)、へそ曲がりなスタパとしてはそれ以外の組み合わせについてもいろいろ試してみたいと思っています。