年末年始はお気楽ハイブリッド(眼視・電視)観察 その3

今日日中から夕方にかけてはやや雲の多めな天候で雪もパラつきましたが、少し遅い時刻になってほぼ快晴になりました。

といっても満月前日の明るい月が空高く輝いていました。

さて今日もASI585MCを活用したお気楽でなくなってきたハイブリッド(眼視・電視)観察のゴニョゴニョが続きます。

「お気楽」のつもりが気付けばレンズは35mm/F2が100-300mm/F4のズームに、スコープは50mm7.5倍が80mm20-60倍、オマケに架台がAM5という充分な重装備になってしまいました。

まあバランスウエイト無しでASIAIR使用が前提となり、PCやポタ電など重量物も不要なので総重量ではそれほど変わらないと言い訳をしつつ・・・

でも言い訳をするだけの効果はあって、安定感は文句なしです。

自動導入・自動追尾による効果は歴然で、1秒露光のプレビューでもASICapの一枚撮りのときよりもイイ感じです。

空には月齢10の明るい月がありましたが、10秒露光で少しスタックすれば観察レベルなら充分と言った感じです。

300mm端で月を撮影するとこのくらいの大きさです。

画面上ではピンチ操作で簡単にズーミングできます。

解像度は知れていますが、何せこのレンズ2500円で入手(byヤフオク)したジャンクレンズなので・・・

メジャーな散開星団なら10秒4スタックもすれば現場ではそこそこ見られる絵になります。

オートガイドをしなくても位置合わせをしながらスタックしてくれるので星がずれてしまうことも無いです。(写真はふたご座のM35)

もちろんオートガイドをしてあげれば目に見えない星雲もしっかり浮かび上がります。

多少月明かりが明るくても(光害があっても)そこそこ写ってくれます。

さすがに雲が通ると(特に雲が月明かりに照らされていると)写りは厳しいですが、まあなんとか雰囲気が分かるレベルにはなったりします。

80mmのスコープで眼視観察もしながらの撮像でしたが、AM5の抜群の安定度のおかげでぶれることもなく写ります。(月が明るすぎて眼視では暗い星までは見えませんでしたが・・・)

このセットを気楽に持ち歩けるかと言うと少し気が重くなりますが、次々と見ては撮るという観察そのものはとても楽しい時間でした。

スタパオーナー について

たくさんのかたに星空の美しさ、楽しさを知って頂きたくて、天体観測のできるペンションを開業しました。
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