昨日の続き・・・
昨日は天体写真が撮りやすいコンデジの条件の解説と、その条件を満たす
機種のリサーチをしてきたという話をしました。
結論から言うと条件を満たす機種というのは、かなり少なくハイエンドモデル
に近いものしか使えなさそうだということがわかりました。
今回調べたのは国内の主要メーカー10社の製品です。
主要メーカーとは・・
キヤノン、ニコン、ソニー、富士、オリンパス、パナソニック、カシオ、
ペンタックス、リコー、サンヨー です。
このうち条件を満たす機種を発売しているのは、キヤノン、ニコン、オリンパス、
パナソニックの4社だけでした。
あとのメーカーは、長秒露光に対応していない、マニュアル露光やマニュアル
フォーカスに対応していないなど、天体向けの条件を満たした製品を見つける
ことができませんでした。
先の4社でも条件を満たす製品は全部で5機種しかありません。
以下にその5機種を紹介しておきます。
キヤノンPowerShot G12(メーカーページ)
キヤノンコンデジのフラッグシップ機です。
機能が豊富でレンズの開放値がf2.8と若干暗めである他は、バリアングル液晶、
純正のフィルターアダプター(望遠鏡への取り付けが容易)などかなり天体向けです。
キヤノンPowerShot S95(メーカーページ)
レンズの開放値がf2.0と明るいのと、コンパクトなのが大きなポイントです。
ニコンCOOLPIX P7000(メーカーページ)
これはニコンのコンデジのフラッグシップ機で、液晶がバリアングルでない他は
キヤノンのG12に機能が似ています。
オリンパスOLYMPUS XZ-1 (メーカーページ)
オリンパスの新商品で高級コンデジのカテゴリーに入る製品。
レンズ開放値がf1.8ととにかく明るいこと、バルブ露光(最長16分)に対応して
いるのが大きな特徴と言えます。
パナソニックLUMIX DMC-LX5 (メーカーページ)
パナソニックのハイエンドコンデジ。
レンズ開放値f2.0、最高ISO感度12800(ただし3M画素)が特徴。
この実機を触った感触では5機種のうちキヤノンの2機種がかなりイイ感じ
でした。
他の3機種についてはニコンのP7000はまあまあ、オリンパスとパナソニックに
ついては、実際に望遠鏡に取り付けたり使い込んでみないと何とも言えないと
いった感じでした。
(もちろんあくまでも個人的な感覚なので・・・m(_ _)m )
これ以外にも各社のネオ一眼と呼ばれる、レンズ一体型の一眼タイプで
15倍以上の高倍率ズームが売りのデジカメの中には天体用の条件を満たす
ものが散見されたのですが、以下の理由で除外しました。
除外理由としては
大きく、重くなり、星景写真用としてはそこそこ使えるかもしれませんが、
望遠鏡に取り付けるのには少し大きすぎること。
レンズの前玉が大きく、またレンズ構成が複雑でコリメート撮影の相性が
良くない場合が多い・・の2点です。
今回調べた以外にも条件を満たす機種や、うまく工夫をしたり撮影対象を
(たとえば月だけに)限定すれば天体が撮影できるコンデジはたくさんあるかも
しれませんし、少し月日がたてば状況は変わるかもしれません。
ただ、お店で実機をいろいろ調べるのはかなり度胸がいります。
ひとつのお店で何時間もコンデジ売り場をウロウロしているのは気が引けますし、
ひとつの機種を取説も見ずにあれこれ設定を変えていじくり回すというのも、
(途中で店員がご説明しましょうか?などと来たりして)かなり恥ずかしいもの
です。
このため、秋葉原と新宿のヨドバシをハシゴして以上のリサーチをした結果
ですので、ご理解を頂ければと・・・(^^;)