散開星団が面白い その9(いっかくじゅう座1)

今日は曇りのち雨で星見はお休み

さて散開星団シリーズ、今日からいっかくじゅう座に入ります。

そもそも「いっかくじゅう座」って、耳慣れないかたも多いかも知れません。

でも実はそれがある場所も星の並びも知らなくても、とてもたくさんの方が見ているところにあります。

そう! 冬のオリオン座のベテルギウス・おおいぬ座のシリウス・こいぬ座のプロキオンという3つの一等星で形作られる「冬の大三角」の中にある星座だからです。

尻尾の部分は大三角からはみ出ますがほぼ全体が大三角の中にあるのです。

しかもオリオンの左上あたりからシリウスとプロキオンの間に冬の天の川が通っているので、とてもたくさんの微光星が密集している領域でもあります。

このためいっかくじゅう座にはとてもたくさんの散開星団や散光星雲があります。

特に有名なのはこちら、

バラ星雲です・・・・

バラ星雲は星団ではないですが、星雲の花心の部分にある星の集まりはNGC2244という散開星団なのです。

バラ星雲を眼視で見ようと思うととても綺麗な空が少し特殊なフィルターを用いないとダメですが、星団部分はわりと簡単に見ることができます。

この回りをバラ星雲が取り囲んでいるんだなと思いながら眺めると何となくモヤモヤ星雲が見えているような気がすることもあります。

長くなってしまいましたが、これ以外にも有名・無名の星団がたくさんありますので追々紹介して行きます。

スタパオーナー について

たくさんのかたに星空の美しさ、楽しさを知って頂きたくて、天体観測のできるペンションを開業しました。
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