今日はやや雲があるもののまあまあの好天。
今年の場合、この季節に(観察会の時刻に)大きな惑星が無く、月も見えない時間帯になると、ひたすら星雲・星団で主に系外銀河を観察会でご覧頂くことになります。
系外銀河はとても淡いものが多いので、望遠鏡をある程度見慣れた人でないと嗚呼、あまり楽しくないことが多いです。
でもハイブリッド観察会だとモニタ上で系外銀河を観察することができるので、わりとマニアックな系外銀河も楽しんで頂くことができます。
そんなわけで今夜は春の銀河まつり・・・
まずはお馴染みおおぐま座のM81(下)とM82。
写真映りの良いM81と眼視でも見やすいM82の見比べが面白いです。
同じくおおぐま座のM97(ふくろう星雲、左下)とM108(サーフボード銀河)。
どちらも眼視ではとても微かです。
次もお馴染みりょうけん座のM51(子持ち銀河)です。
眼視でも何とか渦巻きの腕が分かるフェイスオン銀河です。
同じくりょうけん座の球状星団M3。
銀河と比べるとハッキリ星のつぶつぶが見えて安心します。
かみのけ座M64(黒目銀河)です。
この画像では黒い部分がつぶれていますが、眼視では微かに暗黒帯が見えます。
同じくかみのけ座の銀河MGC4565。
ニードル銀河と呼ばれるほど細長い銀河です、
今日最後はおとめ座M104(ソンブレロ銀河)です。
画像では厚みのある銀河に見えますが、眼視では同じものとは思えないほど細長く見えます。
電視と眼視の見え方の違いが面白いです。
眼視観察オンリーだと付いてこられないゲストがでるのですが、こんなふうにその場でモニターできるハイブリッド観察だと何とか最後まで楽しんでいただけるように思います。
(この記事で掲載の画像はいずれも今日の観察会の時に観察して頂きながら撮影したものです、ながら撮影なのでセンタリングがいい加減なのはご容赦のほどを・・・)