AM5を経緯台で使う (補足4 アライメントについて)

今日は曇りのち雨。

さて経緯台化したAM5ネタです。

経緯台化したAM5をスタートアップする方法についはマニュアルを見てもあまり詳しいことが書いてありません。

ASIAIRとZWOのCMOSカメラを組み合わせて使用する場合について私の手法をまとめておきます。

架台の設置については他の経緯台式自動導入機と同じように
1. 鏡筒を機械的にホームポジションンに向ける
=コントローラーのキャンセルボタン長押し
2. 架台を水平にする
3. 鏡筒を真北に向ける(架台が水平である前提)
ということで良いようです。

これでASIAIRアプリから適切な対象をGOTO機能&プレートソルブで導入ができるようになります。

もちろん鏡筒に取り付けたCMOSカメラのフォーカスが概ね合っていることが堰堤ですが、特に難しいアライメントをしなくてもプレートソルブの力業で自動導入かあっさりできてしまうのです。

ただし上記の2と3を実行しようとすると意外にまごつきます。

まず2の水平出しをしようとすると架台に付属の水準器が鏡筒の影になってとても見えにくいです。

私は別に水準器を用意して架台天板(ゴチャゴチャして評判の悪い絵が描いてあるプレート)の上に載せて調製しています。(調製が終わったら片付けます)

3についてはだいたい北に向いているだけでもプレートソルブで何とか来てくれるのですが、精度良く合わせておいたほうが最初のプレートソルブが早いような気がします。

スタパの環境だとだいたいは北極星が見えるのでストロー(3cm位に切ったもの)を北緯の角度に傾けて貼り付け、

ストローに左右方向で北極星が入る方向に架台基部を回転させて方向を決めています。

AM5の自動導入機能だけだとこの辺のところをかなり真面目にしておかないとまともに自動導入してくれませんが、実のところASIAIRとCMOSカメラの組み合わせでプレートソルブをかける前提なら、だいたい合っていれば何とかなってしまいます。

最近の機器の進化にどうも頭と身体がついて行かない気がするのはオヤジだからだろうか・・・

スタパオーナー について

たくさんのかたに星空の美しさ、楽しさを知って頂きたくて、天体観測のできるペンションを開業しました。
カテゴリー: 天文関係, 望遠鏡・機材 パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください