ハイブリッド観察用フリップミラーの追加 その4 高倍率用の検討Ⅲ

今日は晴れのち曇り。

昼間はとても良い天気だったのですがね・・・

高倍率向けのハイブリッド観察用フリップミラー。

Neptune-CⅡとバローレンズ(1.6倍)を組み合わせて40cm望遠鏡では惑星や惑星状星雲がかなり良い感じでハイブリッド観察できそうな感じであることが分かりました。

それじゃぁ二重星はどうよ・・ ということで幾つかの二重星をSharpCapで動画撮影してみました。

さすがに南中をかなりすぎて高度の下がったシリウスはとてもキラキラしすぎで伴星が見えそうもありません。

カストルやアルギエバはキラキラした臨場感があってそれらしく見えます。

かに座ι星は春のアルビレオと言われる色の対比が美しい星ですが、伴星の青い色が少し分かるかと思います。

肉眼での美しさには敵いませんが、わりとそれらしく写ります。

現場のモニタ上でも上の動画に近い感じで観察することができます。

高倍率用セットの検討をまとめると・・

今回紹介した組み合わせは高倍率を重視したセッティングでしたが、眼視で観察する以上に細かいものや暗いものをその場で電視観察できる事が分かりました。

これまでの電視観察がどちらかと言うと低倍率で目に見えない星雲の広がりなどをあぶり出すのが主眼であったのに対し、このセットでは高倍率で眼視での観察に近い(あるいはプラスアルファ)の電視観察ができます。

眼視側と電視側のフォーカスをほぼ同焦点に調節しておくことにより、その場で眼視と電視の切換をして見え方の違いなどを比較できて面白いです。

ハイブリッド観察用フリップミラーをうまく活用することにより眼視と電視の高倍率でのハイブリッド観察会がスマートに実施できそうです。

スタパオーナー について

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