今日は少し霞んだ天候でしたが、夜は良く晴れてくれました。
ここのところASIAIRを使うことが多く、必然的に使用するCMOSカメラがZWO社製になることもあり、SVBONYのCMOSカメラSV305の出番がメッキリ少なくなってしまいました。
まあこのカメラ、感度が高くないのとセンサーが小さいのであまり電視観察向きでは無いです。
とは言えせっかくの機材を塩漬けにしておくのももったいないので何とか活用できないか少し前から試行錯誤していました。
で、最終的に行き着いたのが電子ファインダーとしての活用です。
最近はメッキリ身体が硬くなり光学ファインダーを不自然な姿勢で覗くのがかなり苦しくなってきているのでその解決策の一環でもあります。
ポルタA80Mfの鏡筒バンドに自由雲台を取付け、その上に簡易型微動雲台をのせ、アルカスイス互換プレートにSV305を縛り付け、6mm/F1.2のCマウントレンズを付けています。
今日は天候に恵まれたので実天で使い勝手を試してみました。
画面上で星が見やすく写り、ある程度のレスポンスで鏡筒の移動に追従してくれる設定を探しました。
やはり感度が低いのがネックですが、ビニング設定をBin2、Gain350~400、露光時間1秒で何とか星座が浮き立って見えるようになりました。(下はこと座付近が見えます。)
ゲインの設定や露光時間が適切でないと覿面に画面上の見え味が悪くなります。
この設定だとギリギリ6等星が写るのでとりあえず電子ファインダーとして機能してくれました。
星座の星の並びを見ながら目的の天体を中央付近に導き、望遠鏡の視野内(36倍を使用)に導入することができ、幾つかの天体を実際に導入してみました。
(今日はM57,M51,M13,M5,M3,ミザール,アルビレオ,ラースアルゲティ,コルカロリなどなどを見ました。)
天体の場所さえ把握していれば自動導入よりも遙かにサクサクと天体の導入が可能です。
まあそれにしてもファインダーとして使用するだけのためにノートPCを持って出るというのも何とも大袈裟ですね。
ASICAPのようにスマホやタブレットで見られるようになればもっと気楽に使えるのですがね・・・