結露防止用レンズヒーターの調製

今日も雨ときどき曇りの一日。

さて今日は結露防止用レンズヒーターの話。

星景写真を撮影するときに屋外に長時間カメラを放置するとかなりの確率でレンズが結露し星空が霞んで写ってしまいます。

結露はレンズの表面温度が外気温よりも低くなると発生します。

季節は全く関係なく、放射冷却が強いときに発生しやすいです。

今日は大丈夫かな~・・と油断していると曇るというジンクスもあります。

対策としてはレンズ表面の温度が外気温よりも温度が下がらないように暖めてあげれば良いです。

昔々は練炭カイロなどを巻き付けていたのですが、現在では電熱ヒーターを巻き付けるのが一般的です。

ネット通販でも「結露防止用レンズヒーター」などで検索すれば入手可能です。

1時間以上カメラを放置するなら絶対レンズに巻き付けて使用することをお奨めします。

さて前置きが長くなりましたが上は古くから使用している12V電源(カーバッテリー)で使用するレンズヒータです。

最近は使い勝手を考慮して5VのUSB電源で使用できるヒーターが一般的になっています。

上は先日入手したヒーターですが5Vを繋ぐと1.2A近くの電流が流れヒーターがかなり熱くなります。(以前からの12V用と比べかなり電力が大きいです。)

余ほど強烈な夜露の日でない限りほんのり暖かい程度で充分なので少し熱すぎる感じです。

もこれだけ電流が流れると10000mAのバッテリーを使用しても一晩持つかどうか心配になります。

ネット通販を調べていたら5V用の調光器(電圧調整器)を見つけたので組み合わせて使うことにしました。

微かに暖かい、ほんのり暖かいを目安に目盛を描いて調製できるようにします。

冒頭の12V用ヒーターも5Vで運用できるよう5V→9V・12Vの昇圧アダプターを組み合わせます。

こちらも9Vと12Vを切り替えて2段階ですが温度調整ができるようにします。

そのまま使うより電圧を調整できるようにしておくとバッテリーが長持ちして安心です。

スタパオーナー について

たくさんのかたに星空の美しさ、楽しさを知って頂きたくて、天体観測のできるペンションを開業しました。
カテゴリー: 天文関係, 望遠鏡・機材 パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください