コンデジで天体写真を撮ろうⅡ その22

今日もコンデジシリーズを続けます。

強拡大で月・惑星を撮影するのに多くの方が動画で撮影しているわけについて
少し説明しておきます。

望遠鏡を覗いて(例えば)土星を見ると、輪の存在が分かり、模様も何となく
見えます。

でも多くの場合、見えている土星はチラチラあるいはユラユラ揺れていて、
まるで小川のせせらぎの中にある石を見ているような見え方をすることが多い
です。

人間の眼というのは素晴らしい性能を持っていて、このようにユラユラ動く
ものでも、ある程度動きを補正して本来の形や模様を頭の中で合成して見る
ことができるようになっています。

でも写真の場合には一瞬々々の動きを捉えて行くので、眼で見た形とは違った
感じ・・というより眼で見たよりもズッと不鮮明な感じに写ってしまうことが
多いです。

 

1カットの写真というのはほとんどの場合、ガッカリしてしまうほどの写りの
悪さです。

何枚も写すと1カットずつの写真がみな違って写ってしまうことがわかります。

 

上の写真は動画で撮影した土星の部分だけを4コマ抜き出したものです。

それぞれ良く見ると全然違う形なのがわかると思います。

動画で見ると、眼で見たときと同じようにユラユラ揺れて見えますが、眼が
動きを補正してくれるので、静止画よりは少し細かいところまで見えている
ような気がします。

本ブログ初動画です。(*^_^*) (ちゃんと見えますかね・・・?)

天体写真の分野ではフイルムの時代から「コンポジット法」という画像処理
方法があります。

これは一口に説明するなら、たくさんの画像を重ね合わせて合成することにより、
揺らいでいた部分をふるいにかけてしまい、本来の形だけを抽出するという
手法です。

準備する画像が多ければ多いほど良い結果が得られます。

動画撮影では一秒間にだいたいの30コマ画像を撮影するので、このデータを
使えばコンポジット法にはとても好都合だというわけです。

もちろんコツコツと静止画をたくさん撮影しても良いのですが、短時間に
たくさん写すのは大変です。

フイルムの時代には何十枚ものネガを手作業で合成して行くので、とても大変
だったのですが、デジタル時代の今はパソコン上でフリーウエアのソフトで
動画を取り込んで簡単にこの作業ができるようになっています。

続く・・・

スタパオーナー について

たくさんのかたに星空の美しさ、楽しさを知って頂きたくて、天体観測のできるペンションを開業しました。
カテゴリー: 八ヶ岳の生活 パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください