今日もスタパ周辺は良い天気でしたが夜は薄雲が広がり月が明るいせいで星がほとんど見えません。
さて今日はCMOSカメラASI585MCとm4/3用レンズを組み合わせ
る場合の欠点回避策の一つを紹介します。
上の写真ではASI585MCとNokton10.5mmF0.95を取り付けています。
Noktonは完全マニュアルのレンズなのでフォーカスも絞りも自由に使うことができ、もちろんこのセットで無限遠での合焦も可能です。
あとはUV/IRフィルターをどう組み込むかですが、もちろん72㎜径のフィルターが準備できればすべて解決ですが手元にそれがないので、フィルターなしでどんな写りになるか検証してみました。
こちらはF0.95、露光2sec、ゲイン350の一枚撮り。
カシオペヤ座(右上)とその周辺の天の川が写っています。
星像は少しボケますが、その分ソフトフォーカスフィルターを使用したように輝星がにじんで星座が分かりやすくなっています。
動画でも撮ってみました。
こちらはF0.95、露光1/8sec、ゲイン550です。
この状態で天の川は写っていませんが、さらに追い込めばもう少し暗い星まで写りそうです。
動画にすると駒落とし状態になりますが、現場の画面上ではそれほど違和感なく観察することができます。
電子観察の手法の一つとしてリアルタイムに星座を画面に映し出して解説するのには有効な手法だと思います。