SVBONYの3-8mmズームがやって来た その1

今日は晴れのち曇りの天候。

さて以前から購入を検討していたSVBONYの3-8mmズーム接眼レンズ(SV215)を購入しました。

ズーム式接眼レンズはハイペリオン8-24mmやセレストロン8-24mm、SVBONY7.2-21.6mmを以前から使用しています。

古い世代の天文ファンの中にはズーム接眼に悪いイメージや、拒否反応を示す人も多いのです。

昔々のズーム接眼(特に24.5mm径の時代)では極端に視界が狭かったり、像が悪かったり、充分なコーティングが無いのにレンズ枚数が多くてフレアが多く抜けが悪いといった欠点の目立つもので、あまり使いたくないものでした。

しかし、最近のズーム接眼は31.7mm径が普通で、コーティングもよくなっているし、レンズの設計も見直されていて見え味は大幅に改善されています。

未だに低倍率側の見かけ視界が狭いものが多いので、低倍率こそ広視界という方には好まれにくいのも事実です。

でも、いろいろなシーンで使ってみると単焦点の接眼レンズでは体験できないズーム接眼ならではの世界があることに気づかされます。

ズームによりバックグランドの明るさが変わり天体の見え方が大きく変わる様や、天体がググーッと迫ったり引いたりする迫力は結構病みつきになります。

ただ従来のレンズはわりと中倍率向けの焦点距離で、高倍率向けでないことや、特に短焦点の主鏡では高倍率が全然楽しめないものでした。

例えば8-24mmのズームを焦点距離500mmの望遠鏡に組み合わせると、21倍~63倍の範囲なので、惑星や二重星を見るのには全然倍率が足りません。

またF10クラスの鏡筒でも、例えば口径100mmでは42倍~125倍で高倍率側が少し物足りないです。(低倍率側も見かけ視界の狭さを考えると物足りないですが・・・)

そこで3-8mmのズーム接眼です。
焦点距離500mmでは63倍~167倍
1000mmでは125倍~333倍

実はこれとほぼ同仕様の製品が以前からテレビューで販売されていますが、こちらはかなり高級(=高価)でちょっと手が出せずにいました。

ここ1年くらいにSVBONYで製品化され、評判もなかなかよいので購入する事にしたわけです。

ずいぶん前置きが長くなってしまったので本日はここまでとします・・・

スタパオーナー について

たくさんのかたに星空の美しさ、楽しさを知って頂きたくて、天体観測のできるペンションを開業しました。
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