今日は好天な一日。
月がきれいに見えました。
さてSVBONYのズーム接眼SV215 3-8mm。
まずは外観インプレッション。
形状的にはテレビューの同仕様の接眼レンズに酷似しているようです。
通常の接眼レンズより31.7mmのスリーブ部分が長く天頂プリズムなどと組み合わせるとスリーブ部がはみ出すことがあるかも知れません。(実害は無いと思いますが・・)
3-8mmの中間にある4・5・6・7mmではそれぞれクリックストップするようになっていて、焦点距離を正しく知れるようになっています。
焦点距離が短くなるほどに鏡筒が伸びるようになっています。
ズームリングの回転はやや固めでレンズをしっかり固定しておかないとスムーズなズーミングができないので注意が必要です。
またズームリングが固めなので華奢な架台では高倍率なこともあってかなり気を使いながらズーミングしないと、天体がはみ出してしまいます。
使い慣れるのに少しコツがいります。
ズームしても見かけ視界は変わらずカタログ仕様では58°となっています。
アイレリーフもズームで変わること無く10mmと一定なのはありがたいです。
見口のゴムは折り返し可能ですが、折り返してもメガネをしたままでは視野を一望することができません。
裸眼でも折り返しをしないと見口にピッタリ付けないと全体を一望できないので、常時折り返して使いたいくらいです。
まあプルーセルなどの古典的接眼レンズだと眼を擦り付けるようにしないと見えないので、それよりは随分ましです。
さて肝心の見え味ですが、残念なことに今のところ高倍率での見え方を評価するのに必要な条件に巡りあえていません。
それでもタカハシFC65(D65/f500mm)の63~167倍で見る月はなかなか迫力があって楽しめます。
視野はかなりスッキリみえ、ピントも平坦で、ブラックアウトもしにくく覗きやすいです。
メガネ使用では覗きにくいので観察会向けには少し奨めづらいですが、個人的には常用したい接眼レンズのひとつです。