昨晩は雪。
スター☆パーティの周辺にはそこいら中にこんな(鹿の)足跡がいっぱいです。
さて、今日は実際にアトラス60を使ってみたインプレです。
ラプトル50と比べ口径では1cmの違いしかないはずなのですが、こうして
並べてみるとアトラス60はいかにも「兄貴ッ!」という感じがします。
実際に使ってみてもその印象が、そのまま使い勝手や見え味に反映されて
いるような感じがします。
前にも書きましたが、アトラス60の架台と三脚は口径80mmの望遠鏡にも
標準で使用されているものです。
これに口径60mmの望遠鏡を載せているので、かなり安定感が高いです。
実はこの架台、先年までビクセンのエントリーモデルの中の最上位機種(写真奥)
に使われていたものと同型のものです。
でも、スコープタウンでこの架台を採用するに当たっては、外観や
カタログでは分からない強度面や使い勝手の部分の改良が加えられています。
見えないところにもきっちりと手を抜かないまじめさがスコープタウンの
良いところです。
いくら頑丈といっても小望遠鏡なので、強めの風が吹いたり、
ピント調整のときにはゆれますが、わりとすぐにその揺れは収まりますので、
使っていて不快な感じはしません。。
またラプトル50と異なりクランプで固定するので、ピント調整などで望遠鏡が
動いてしまう心配が少なく安心感があります。
さらに上下・水平共に微動装置付きなので高倍率でも安定して天体を
追尾することができます。
この微動装置は安物モデルの部分微動と違い、ウオームホイルタイプのもので
全周回転ができます。
部分微動ですと常に可動範囲を超えないか気にしていないといけないのですが、
全周微動ですのでその心配がありません。
水平微動はクランプをゆるめた状態でも動いてくれるのと、鏡筒に少し
触れたくらいではずれませんので、常時はゆるめたままでも特に問題
ありません。
上下微動の方は、クランプをちゃんと止めないと、微動が働きませんし、
前後のバランスが悪いと勝手に鏡筒が動いてしまうので、
ゆるめて → 動かして → 止める という
操作が必須になります。
クランプを締めたまま無理に動かせば、早くガタが来て修理や調整が
必要になりますので、望遠鏡としての基本操作をしっかり身につける
ようにしなければなしません。
使ってみて少し気になったのは、微動軸回転の動きが少し渋いというか
廻すのに力がいる点です。
これは好みの部分もあるのですが、あまり回転が渋いと微動軸を廻すときに
望遠鏡がブレて気分が悪いです。
あまり軽くても不安な感じがしますし、バックラッシュ(ガタつき)の原因に
なりやすいので調整が微妙なのかも知れませんが、工場出荷時にもう少し
調整を追い込んで頂けたらと思います。
ラプトル50ですと三脚が子供向けの長さのため大人はかなりきつい
姿勢となりますが、アトラス60では2段伸縮式のため大人でも比較的楽な
姿勢で観察することができます。
三脚を延ばしたときの下側のパイプが見た目には少し細くて華奢な感じが
しましたが、使う上で強度的な不満はそれほど感じませんでした。
ラプトル50の(特に高倍率では)何となく頼りない架台と比べると
とても快適で安定感のある架台になっています。
見え味のインプレをする前に、架台の解説がずいぶんと長くなりましたが
望遠鏡の架台と鏡筒というのは車輪の両輪のようなもので、どちらか一方が
秀でていても快適に使いこなすことができません。
両方の性能がうまくバランスして初めて気持ちよく使うことができる
望遠鏡になります。
結論を先に言いますとアトラス60の見え味はすばらしいものです。
その光学性能を充分に引き出すことのできる架台と三脚が
組み合わされているといえます。
その光学性能については次回をお楽しみに・・・



