星座早見盤から始めよう -その3-

今日は一日雨と曇り、外へ出る気がしません。

 

写真は5月11日のもの、この辺は強い風の吹いた翌朝というのは、
わりと当たり前にこういう風景が見られます・・・

さて、スタパで販売することになった星座早見盤。
国内で販売されているもののなかで誰が呼んだか「最強」という異名を持つ
星座早見盤です。

 

渡辺教具製作所という会社で販売しているものですが、
ご覧の通り、湾曲したお皿型の立体的なものです。

ほとんど全ての早見盤が単なる平面の円盤であるのに対し、
ズッ~と前からこのお皿型を貫き通しています。

実は私が41年前に初めて買った(私の人生を狂わせた(?))星座早見盤も、
この会社のこの形のものだったのでした。

平面のままだと南に低い部分の星座の形がとても不自然になってしまうのを、
立体的にすることにより少しでもカバーするための形です。

星座を知らない初心者に星座の形がたどりにやすいよう、少しでも星座を
自然な形に表現しようという心遣いです。

40年前から形状は変わっていないものの、印刷(星座表示)のカラフルさや
見やすさは大幅に改善されているように思います。

この製品を箱から取り出すと、赤いビニール袋のなかに早見盤本体と
方位磁石(コンパス)が入っています。

星座がわかるようになると、コンパスなどなくてもだいたいの方角が
わかるようになります。

でも星座がわからないうちは、方角がわからないと早見盤の向きも
決められないため、コンパスは必需品というわけです。

また、赤いビニール袋は暗い星に慣れた目が、早見盤を照らす懐中電灯の
光で眩んでしまわないように、懐中電灯を袋のなかに入れて使うように
との配慮です。

暗闇に目が慣れる(暗順応)には時間が掛かりますが、明るいのに目が慣れる
(明順応)のは一瞬のため、早見盤を見たり星を見たりするのに普通の
懐中電灯ではとても効率が悪いです。

赤い光だと目に刺激が少なく、明順応しにくい傾向にあります。
このため天文マニアになると赤い光しかでない懐中電灯を必ずといって
良いほど持っているものです。

初心者のかたがそんなものを持っていることはまずないでしょうから、
この赤いビニール袋というのも初心者のことをよく考えた配慮と言えます。

こんな至れり尽くせりのところが「最強」という冠が付いている所以でしょう。

天文を趣味として初めようと考えているかた、ぜひ星座を覚えたいと
お考えのあなた!
ぜひお気に入りの星座早見盤をひとつご用意下さい。

人生が変わるかも知れません・・・

スタパオーナー について

たくさんのかたに星空の美しさ、楽しさを知って頂きたくて、天体観測のできるペンションを開業しました。
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