星図は楽し

久々の晴れ間・・・、うーん緑が濃いです。

さて、皆さんは星図という星の地図があるのをご存じでしょうか?

天文ファンのかたは何を当たり前のことをと思われるかも知れないのですが、
星図の存在自体を知らないかたも多いと思いますし、もの凄くたくさんの
種類の星図があることも知られていないと思います。

世界地図のように緯度と経度に相当する、赤経・赤緯の線が引かれたバックに
星が描かれています。
星の明るさに応じて大きさが違うように描かれています。

二重星や変光星であるかどうかの識別もできるようになっているものが
多いですし、星雲星団や天の川の位置も描かれているので、星空散歩をする
のにはとても役に立ちます。

どのくらいの明るさの星までを表現するか、1ページのサイズはどれくらいか
などに様々な種類のものがあります。
使う人により、また環境により好みが大きく分かれるの一概に「これ」と決めにくい
気がしています。(昔はそれほど選択肢がなかったのですが・・・)

最近ではパソコンで使える星図もいろいろあって、いろいろ便利に使えるように
なっています。

 

パソコン用の星図、便利なことは便利なのですが、当然のことながら
パソコンがなければ使えませんし、一覧性というか、広い範囲の把握と
細かい部分の見分けといったところでは、紙の星図の方が便利なことも
多いですし、実際に星を外で見るときには小回りがきいて便利です。

昔は星図は地図と同じようにお金を出して買うものだったのですが、
最近では(これも地図と同じように)インターネットから無料でダウンロード
できるようになりました。

天文を趣味とするものにとっては嬉しい時代です。

アマチュアの間では「滝星図」が有名で多くのかたが使われています。
<http://www.asahi-net.or.jp/~zs3t-tk/index.htm>

6.5等星までの星が記載されたA3サイズのタイプと
8.5等星までが記載されたA4サイズのものがあります。

この二つがあればあとの星図はいらないといった感もあるのですが、
人によってはこの中間が欲しいとか、星座線が入っているのが欲しいとか
天の川が色分けしてあった方が・・・などなど、いろいろ贅沢を言う人も
出てきます。

実は私がその口で、今ひとつ滝星図にはなじめずにおりましたが、
最近スコープタウンの掲示板で話題になっていた星図がとても気に入りました。

<http://www.archive.org/details/Mag_7_Star_Atlas>
リンク先のページの左側、”PDF (17MB)”のところをクリックすると
ファイルが開きます。

 

A4サイズ20枚で全天の7.25等星までがカバーされています。

天の川が水色で表現され、星座の線も一応入っています。

ご興味のあるかたはお試しあれ。

次回はこの星図についてもう少しお話したいと思います。

スタパオーナー について

たくさんのかたに星空の美しさ、楽しさを知って頂きたくて、天体観測のできるペンションを開業しました。
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