星図は楽し -その2-

スタパの周辺ではミズキの花が満開。
ミズキは森の端の日当たりの良いところに多い樹です。

 

あまり派手ではない薄クリーム色の花ですが、満開の時期は森の端が
パッと明るくなったような感じがします。

ただ花粉の量も半端ではなく、開花期の10日間くらいはいくら掃除しても
デッキや車がうっすらと黄色くなります。

 

私の花粉症シーズンもミズキの花が終わればほぼ終わりのはずです・・・。

さて、昨日ご紹介した「Mag 7 Star Atlas Project」の星図。

ダウンロードしプリントアウトして眺めていると、私的にはかなり使えそうな
気がしました。

サイズ(A4)や一枚の星図の表示範囲、星の数などが適切に、使いやすく
まとめられているような気がします。

星雲星団などもわりとメジャーなところからマニアックなところまで
スタパで観察できる範囲としては必要十分なものが記載されています。

極域の2枚の星図を除く18枚を9枚ずつ縮小印刷して、見出し用のページを
作り、各星図には上下左右がどのページにつながるかを記入して、
クリアファイルに収めます。

各ページにはインデックスのタブを貼り付けめくりやすいようにします。

ひと昔前ならお金を出さなければ入手できない星図が、ほとんどお金をかけずに
入手できるようになりました。
ありがたいことです。

さてこの星図、眺めていると何となく違和感があります。
この星図には普通の星座には記載されることが少ない、星座の形を結ぶ線が
入っていること。

その結び方が、日本で一般的に使われている結び方とかなり違うということ
が原因です。

天文学的に星座の境界線はぴっちり決められているのですが、その中の星を
どう結びつけようと勝手にどうぞということになっています。

このため国によって、星座の絵を描く人によって微妙に星の結びつけかたが
異なっていても、文句を言う筋合いはどこにもないのです。

話がそれました・・・

まあ多少の違和感はあるものの、眺めているうちにすぐに慣れ、星図ごとに
見える天体や星図を眺めていると結構楽しめます。

ニヤニヤしながら、かなり長い時間眺めていたら、「それって、絶対に変!」
とおかみにいわれてしまいました。

もともと「変」とか「おかしい」といわれると妙に嬉しくなってしまうという
性分なのですが、改めて自分のオタク度が確認できたように思いました・・・

冗談はさておき・・・、
せっかくのマイ星図、いろいろ書き込んでお客様を星空観察会にご案内する
時のアンチョコにしようと考えました。

 

見て楽しい星雲・星団、二重星などを自分の経験や手持ちの参考書を見ながら
どんどんマーキングしたり、自動導入用のインデックスナンバーを調べたりと
3日間くらい楽しみながら、かなり強力なアンチョコができたように思います。

あとは、その日の空のコンディションによってどの天体をお見せしたらよいのか
臨機応変に組み合わせを考えられるように訓練が必要かもしれません。

この夏から実践投入です。

スタパオーナー について

たくさんのかたに星空の美しさ、楽しさを知って頂きたくて、天体観測のできるペンションを開業しました。
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