原村の戦利品(?)の中にスタークラウド扱いの「WHCプローセル 2インチサイズ」があります。
アイピースとしては古典的なプローセルですので、2群2枚のレンズ構成で、丁寧なコーティングを
ほどこすことにより、抜けの良いすっきりした見え味が売りのようです。
2インチサイズにすることにより、通常のプローセルより見かけ視界を広くとるように工夫されていて
55°の見かけ視界があります。(通常は45°~50°程度)
で、実際に使ってみての見え味ですが・・・、
ん~、なんというか、とてもおとなしい感じがします。
とびきり切れ味がよいわけでも、視野が広いわけでもなく、
周辺までシャープかというとそうでもなく、極端にアイポイントが長いわけでもなく、
ブラックアウトしにくいかといえばそうでもなく・・・・
といった感じで、あまり強い個性を感じないアイピースと言えます。
逆に言えば、そこそこの性能でバランスの取れた特性を持つアイピースとも言えます。
古典的な設計のアイピースですので、安心感みたいなものもあります。
と言うわけでプローセルにしてはわりに広い視界も得られますので、
2インチアイピースが使える環境なら、安物の広角アイピースを使うより
こちらを使う方がよいかな? といった感じです。
個人的にはウイリアムオプティクスのSWAN33mmのほうが好きかなと思います。
もちろんコストパフォーマンスを考えれば決して悪いレンズではないと思うのですが・・・