眼の話(星を見るのに役立つ) -その1-

今日から何回かに分けて眼についてのお話をしたいと思います。

「今さら?」と思われる方もあるかも知れないのですが、星を見るときに
眼の性質やしくみを知っているか、知らないかで見えかたが全然違ってきます。

また、望遠鏡をのぞいて星を見るときでも、それを知って訓練すると
今まで見えなかったものまで見えるようになります。

スタパの観察会でいろいろな天体をお見せしているときに、私には見えている
けれど、お客様には見えないということがよくおこります。

これは星を見るときのちょっとしたコツを身につけているかいないかだけの
違いですので、ぜひこの先の記事をお読み頂き「星を見る眼」を鍛えて頂ければ
と思います。

まず今日は簡単に眼の構造についておさらいしておきたいと思います。

 

図は人間の眼の断面と、デジタルカメラを並べたものです。
人間の眼の構造というのはデジタルカメラにたいへんよく似ているといえます。

レンズ = 水晶体
絞り  = 虹彩
CCD = 網膜

といった具合です。

眼は網膜で得た光の情報(電気信号です)が視神経を通り、脳で画像処理されて
認識されたり記憶されたりまします。

デジカメの場合はCCDで集めた光の情報を電気信号に変えて、画像処理
エンジンで画像処理をした後、記憶媒体に保存します。

ひと昔まえまではフィルム式カメラと比較されたのですが、デジカメのほうが
一歩人間に近づいたと思います。

続く

スタパオーナー について

たくさんのかたに星空の美しさ、楽しさを知って頂きたくて、天体観測のできるペンションを開業しました。
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