今日も良い天気。
スタパ周辺では少しずつ秋が深まります・・・
さて、今日のテーマは「改造講座」という題名とは少し離れてしまうのですが、
「ラプトル50で写真を撮る」です。
まあそれでも、ラプトルで写真(もちろん天体写真ですヨ!)を撮るとなると、
カメラをつなげるための「アダプター」なる部品が必要になりますし、様々な
工夫も必要になります。
ラプトル50にカメラをひと言で「つなげる」といっても、本当に驚くほどの
組み合わせがあって、どういった方法がよいのか少し分かりにくいです。
望遠鏡にカメラをつなげる方法として、主に次の3つの手法があります。
1.コリメート法
望遠鏡を眼でのぞく代わりにカメラにのぞかせる方法。
コンパクトデジカメで撮るのに向いていますが、カメラに望遠鏡をうまく
のぞいてもらうために、それなりの工夫が必要ですし、クオリティーの
高い写真を撮ろうと思うと、それなりに苦労が必要になります。
2.直接焦点(直焦)撮影
望遠鏡のレンズ(アイピースを使わないで)を直接カメラレンズとして使う
方法。拡大率は固定されますし、レンズが交換できる1眼デジカメが必要に
なりますが、アダプターを使用すればわりと簡単に撮影できます。
3.拡大撮影
望遠鏡の焦点をアイピースで拡大して、1眼デジカメの撮像素子に投影する
方法です。これも1眼デジが必須になりますが、拡大率の自由度が高いです。
さて、ラプトル50で写真を撮ろうとした場合、あまり拡大率が大きいと
どんな天体を撮影するにしても、シャッタースピードが長くなってしまい、
天体の日周運動の影響でボケた写真になってしまいます。
(スローシャッターでもボケない写真にするためには、赤道儀による追尾が
必要になります。)
追尾の必要無しで撮影できるのは、太陽、月、金星、木星の4天体くらいです。
(太陽は減光方法にひと工夫必要ですので、注意が必要ですが・・・)
そんなわけで、ここでは「ラプトル50で月を撮る」ことに重点を置いて話を
進めたいと考えています。
上記1~3の中で、一番単純で手っ取り早いのは(1眼デジが必要に
なりますが) 2の「直焦撮影」です。
1のコリメート法は使うコンデジやアダプターにより全く撮り方が変わり
ます。
3の「拡大撮影」については自動追尾のできる赤道儀に載せるのが
前提になります。
このことから2→1の順で話を進め、3については後日機会があればと
いうことにします。
続く