ここのところ晴天の日が続いていて、月がよく見えているので、
ついラプトルで写真を撮ってしまうというのが習慣(?)になって
しまいました・・・
毎日、処理の仕方が変わっていて、見苦しくて申し訳ありません。
今日は、わりと目で見た感じに近く自然に仕上げたつもりです。
さて、話は変わりますが初心者でも上級者でもお手軽観測用に使う望遠鏡の
架台はビクセンのポルタがたいへんお手軽で使いよいものだと思います。
実際にもユーザーはすごく多くて、スタパに望遠鏡を持ってこられるお客様の
半分くらいがポルタです。
クランプレス(望遠鏡を固定するネジがなくスーと向けてピタリと止まる)
なのに、微動装置も付いて、価格も手ごろというあたりが人気の理由だと
思います。
ただ、このポルタ・・。
工場出荷状態だと微動装置の軸の向きが上の写真のようになっていて、
この状態で微動を操作しながらのぞこうと思うと・・・・
「これって、修業ですか?」・・って思えるほど辛い姿勢で、微動装置を
操作し続けることになります。(バンザーイみたいな姿勢ですね)
もちろん取扱説明書には「微動軸を使いやすい向きに変えて下さい。」という
一文はあるのですが、どういう鏡筒の時には「この向きにするのがお奨め」
というアドバイスがなく、ちょっと不親切です。
(私の手元にあるのは初期のものなので現在修正されていたらごめんなさい。)
でもポルタを使っているほとんどのかたが、工場出荷状態で使っているので
あまり明確に書いていないのでは?と推測しています。
まあ、ポルタが偉いのは、水平軸の部分の黒いゴムカバーをベリッとはがすと
中にメンテナンス用の六角レンチが入っていて、簡単に調整がきくように
なっています。
で、いろいろ試して屈折の鏡筒を使うときに一番良いポジションがこれ・・
水平軸の向きが右45°に出るように、上下軸は鏡筒と平行に出るようにする
ポジションです。
こうすると少なくとも片腕は高く上げなくて済みますので、体勢がかなり
楽になります。
何より嬉しいのは右手だけで両方の微動を交互に操作できますので、
左手が空くことです。
(工場出荷状態では常に両手が必要になります。)
アイピースやカメラを持ったまま見なければならない時にとても便利に
使うことができます。
ちなみにこのポジション、向きによって鏡筒と干渉しそうな感じがしますが、
少なくともA80Mf(屈折8cm)の鏡筒は干渉しません。
ポルタユーザーの皆さん、お試し下さい。