今日はヤボ用でペンションをお休みしました。
朝から甲府へ出かけいくつか用事をすませ、午後には一度帰宅。
せっかくの仕事のない週末ということで、乙女高原の星空観察会に参加して
きました。
乙女高原星空観察会は以前にも一度紹介していますが、望遠鏡の販売会社で
あるスターライトコーポレーションとスタークラウドが音頭を取り初心者から
ベテランまで気楽に天体観測を楽しめる場を提供しようと、ボランティアの
皆さんとともに月1回程度、宿泊所を確保して開催される観察会です。
天候があまり芳しくないですが、仕事を離れて星好きの皆さんと時間を共有
できる時間も重要ですので、楽しんできたいと思います。
詳しくは明日以降にご報告できればと思います。
さて今日も「双眼鏡で星空」シリーズ・・・
今日は昨日の続き、いて座周辺の銀河の中にあるM24を紹介します。
M24は昨日紹介したM25(ネコ星列)からすぐ右(西側)にある天の川が非常に
濃くなった部分にあります。
濃くなった部分にあるというよりも、濃くなった部分そのものがM24なのだそう
です。
直径1.5°ほどに広がったスタークラウドでたくさんの微光星と星雲状の天の川
が重なった状態に見えます。
カメラの感度が今ひとつ足りず、眼で見たようには写っていませんが、双眼鏡
では、黒いバックに白スプレーを軽く吹きかけた後に、塩をひとつかみ撒いて
さらにその上に細かいビーズをばらまいたように見えます。
(写真では中央やや右寄りにM24が大きく広がっています。左端にM25、
上端にM17が見えています。)
じっくり見ているとため息が出るほどの美しさで、本州付近で見える天の川の
中では最も美しい部分だと思います。
M天体ではあるのですが、特に星団というわけではなく、たまたま銀河系の
深い部分が暗黒星雲に邪魔をされずに見えているだけのようです。
天の川が見える機会があればぜひ双眼鏡で眺めて頂きたい星域です。