そういえば来週は清里でツツジ祭りだったと思います。
ポルタの記事を早いところ片付けたかったので少し間があきましたが、ここのところ雨さえ降らなければ、少しくらいお客様のある日でもデッキの工事が続いています。
5/18のブログで基礎用の穴掘りが終わったところまでご紹介していますが、その後、穴底の地固め→砂利入れ→砂入れ→地均しをしたあと、ピンコロ(サイコロ形のコンクリートのかたまり)と沓石をモルタルで接着したものを基礎石として置いて埋め戻ししています。
今回、基礎石の地中部分の深さをかせぐために18cm角のピンコロを使いました。
基礎穴の深さが約35cmで、砂利を3~4cm入れてありますので、高さ30cm羽子板つき沓石との組み合わせで、地中約32cm、地上約16cmの基礎石を入れてあることになります。
プロの仕事ですと初めから長い沓石を準備するのでしょうがホームセンターなどでは手に入りにくいこと、また入手したとしても重くて取り扱いがたいへんです。以前、薪小屋を作ったときには、型枠を作り、自分でコンクリートをこねて、基礎の深さを調整したのですが、ピンコロを使うとあまり深さは稼げないのですが、とにかく手軽なことなどから今回の組み合わせにしました。
埋め戻しは、穴を掘るよりも重労働です。
基礎の周りに10cm土を入れては、棒で突いて5cmくらいに固めて、また10cm入れるという繰り返しで、棒で突く時にサラサラ(あるいはポロポロ)していた土が、空気の隙間が無くなって「ねちっ」としてくるまで突き固めるのがコツです。
この作業をずっとやっていると腕が棒になってしまいます。
もちろん、基礎石の埋め込み位置や水平にも気を使いながらの作業です。(水準器で水平を確認しながら道糸で位置を調整します。)
今日、階段部分の2箇所をのぞいた20箇所の基礎設置作業が完了しました。
今回デッキに使用する材木はウエスタンレッドシダー(WRC)2×6材をメインに使用することにしました。
WRCは構造材としてはやや弱いという評価もありますが、ホームセンターなどで安売りしているSPF材に比べると、より加工性が良く、耐久性は比べものにならないほど良いです。(SPFだと毎年塗料を塗りなおして3年から5年後には作り直しですが、WRCなら10年くらいは無塗装でも持つほどです。)価格はSPFの3倍以上とやや割高ですが、保守のことを考えると絶対お得だと思います。
無塗装でも良いわけですが、さらなる耐久性の向上と全体の統一感を得るため防虫・防腐の塗料(キシラデコール)を塗ることにしました。
組立ててからですと塗れないところが出てきますので、材木のうちに2度塗りします。
写真は2度目の塗装を待つ材料一式です。
今回、WRCは「木工ランド」さんより購入しました。インターネットからわりに気軽に購入することができ、配送料を含めてもホームセンターで購入するより安いのではないかと思います。(前回、玄関脇の小デッキを作るときにもお世話になっています。)
地味で、つらい前作業がだいたい終わりましたので、この先はギーギー、バリバリ、楽しい木工の組立て作業になります。