今日は台風が通り過ぎた後で、台風一過の青空を期待していたのですが、
なにやら怪しい雲行き・・・
夜には雨になってしまいました。
さてペガスス座の話の続きです。
上の写真のなかで秋の四辺形の一角、アルフェラッツだけギリシャ文字の
符号でなく固有名で書いてあるのには訳があります。
アルフェラッツには「馬のおへそ」と言う意味があり、四辺形の一角をなして
いるので、てっきりペガスス座の星かと思ってしますのですが、実はこの星
お隣のアンドロメダ座のα星なんです。
昔々は星座の境界線というのはハッキリ決まっていなくて、アルフェラッツは
ペガスス座δ星とアンドロメダ座α星を兼務していました。
とてもおおらかな時代で、必要に応じて使い分けていたようです。
でも近代天文学の合理主義のもとではそんなことが許されず、どちらか
ハッキリ白黒付けざるを得なくなりました。
せっかく四辺形が作られ、アルフェラッツ(馬のへそ)という名前もあるのだから
ペガスス座にしても良さそうなものですが、この星・・アンドロメダの頭にも
なる星だったんです。
絶世の美女であるアンドロメダ姫の星座でありながら顔のない星座を作る
わけにいかない・・というのが星座の境界線を決めた天文学者の先生方の
結論だったというわけです。
ですからペガススの四辺形というのは正確にはペガススの三角形に見たてる
のが正解なのかも知れませんが、どう見ても三角形を見たてることができ
にくいです。
秋の四辺形ということで、おおらかに見上げることにしましょう。
さてペガスス座の中には望遠鏡で見て面白い天体があまりありません。
唯一、θ星とε星を結んでその長さの3分の1ほど伸ばしたところに球状星団
M15があります。
球状星団というのはたくさんの星がボール状に集まった星の集団です。
小さな望遠鏡で見ると星雲状の光の固まり(雲のよう)に見えるのですが、
スタパの40cm望遠鏡で見ると本当にこの写真のようにたくさんの星が
集まっている様子を観察することができます。
ヘルクレス座のM13には及ばないのですが、なかなか見ごたえのある天体の
ひとつです。(続く)


