春の星座 -その2の2- うみへび座(その2)

今日は一日薄曇り。

気温はそれほど低くないのですが、日射しがないので薄ら寒く感じます。

それでも森の緑は日に々々濃くなっている感じです。

今日は買い物のついでに南清里の道の駅の前を通ったら恒例の鯉のぼりの
大量放流に出会いました。

たくさんの鯉のぼりが風にそよいでいました。

実はうちの鯉のぼりも子供たちが大きくなって使わなくなったので、昨年寄付
してきました。

大喜びで引き取ってくれましたので、不要な鯉のぼりがある方は寄付すると
有効に活用してくれると思います。

さて昨日の続き「うみへび座」です。

このうみへび座、しし座やかに座と同じくヘラクレス(星座ではヘルクレス座)の
荒行で退治される怪物のひとつです。

神話の中では首を切っても切ってもはえてくる、頭のたくさんあるヤマタノ
オロチみたいな怪物です。

なぜか星座の中では頭がひとつしかなく「ヒドラ」と呼ばれることから、
日本ではウミヘビと訳されてしまったようです。

春の星座の中でヘラクレスに退治されてしまう怪物たちが集まっているのも
何となく哀れです・・・

うみへび座は大きな星座だけあって望遠鏡で楽しめる天体もいくつかあります。

メシエ天体は3つで、M48(散開)、M68(球状)、M83(系外)と3つともタイプの
違う天体です。

M48は空がきれいだと肉眼でもわかるほど大きな散開星団です。

40cm望遠鏡で見ると大きく広がりすぎてあまりおもしろくないです。
双眼鏡で見るくらいがちょうど良いです。

球状星団のM68はかなり淡くて、40cm望遠鏡で見ても肉眼では星雲状に見えて
しまいあまり球状星団ぽくないです。

M83は南に低いのでなかなか良い条件で見えにくいのですが、条件の良いときに
見ると棒渦巻き型と呼ばれるタイプの形がわかります。

最近の研究では私たちの太陽系が属する銀河系も棒渦巻き型らしいという
ことがわかってきたので、そういう目で見るとちょっと感動できるかも知れ
ません。

スタパオーナー について

たくさんのかたに星空の美しさ、楽しさを知って頂きたくて、天体観測のできるペンションを開業しました。
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