今日は下り坂の天候。
朝から少しずつ雲が増えてゆきました。
さて昨日ニューフェースのニュートン君の赤道儀を入れ替え、さらにドブソニアン架台にも載せられるようにしたいということを書いたのですが、今日は早速そのための改造作業をしました。
鏡筒のあちこちに穴を開け、上下回転用の耳軸など必要な部品を取り付けます。
で、完成形がこちら
極端に接眼部が低く、鏡筒の先端にバランス調整用のウエイト軸をつけているのが特徴です。
接眼部の位置をできるだけ上下回転軸(耳軸)の近くに置くことにより、天頂方向と水平方向の時の接眼部の高さが大きく変わらないようにしています。
実測で天頂方向の時の接眼部の高さが約83cm、水平方向が約67cmと16cmしか変化がありません。
適切な高さのイス(私の座高だと20cmくらい)があると同じイスに腰掛けたまま天頂から水平まで見ることができて、身体への負担がとても軽減できるようになっています。
お気楽ドブとして活躍してもらおうと思います。
さて耳軸を着けてしまうと赤道儀に載せるときは邪魔になりそうですが、ドブ仕様の時はバランスウエイトで強制的に接眼部よりにバランスを寄せているので、耳軸と干渉しない位置に鏡筒バンドを着けてバランスが合うようになっています。
今日は赤経・赤緯とも全周微動のビクセン製スペースギア赤道儀に載せてみました。(タカハシのP型は赤緯が全周微動で何ことを心配される方もいらっしゃるようなので・・・)
スペースギア赤道儀は現状セレストロンのCG-4などと同型の赤道儀ですが、アリミゾ式でないので、今日はついでにアリミゾ改造もしました。
ドブ <---> 赤道儀 への換装は5分と掛からないのでわりと気軽に使い分けができそうです。
後はスペースギアにモータードライブを付ければ完璧です。
折を見て部品を調達したいと思います。
ドブ仕様は、かつて本格的捜索者たちが使っていたコメットシーカーっぽくっていいですね。
いっかくじゅうさま
そういえば昔々のコメットハンターの望遠鏡には筒先にカウンターウエイトのついた望遠鏡がありましたね。
当時はその意味が分かっていなかったのですが、今思えばドブ仕様のニュートン君と同じ発想の望遠鏡を当時のハンターは使用していたということですね。