「写真でつづる四季の星空」

今日もハッキリしない降ったり止んだりのお天気。

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そんなスタパ周辺でも、ヒマワリの花が咲き出しました。

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いよいよ夏休みの始まりですね。

さて今日は本の紹介。

懇意にしていただいている自然写真家の牛山俊男さんが2冊目の本を
出版されました。

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誠文堂新光社刊「星から知る春夏秋冬 写真でつづる四季の星空」です。

四季折々の星空から季節感を感じたり、生活の中に密着した星空といった
観点から心に浸みる様々な星景写真が紹介されています。

氏の基本テーマである星空(宇宙)と大地を基調にしつつ、四季折々の
夜空の楽しみ方を紹介してくれます。

四季折々というと夏は織姫・彦星で、冬はオリオンで・・・といった
単に季節の星座を通り一遍に紹介するケースが多いのですが、この本では
ある季節の明け方だけに見られる風景とか、季節の始まりを感じさせる
星景といった切り口の作品も多く紹介されていて、いろいろな星空の
楽しみ方を教えてくれます。

星って、同じ季節の同じ時間なら、いつも同じものが見えるのですが、
それだけに星座が分かるようになると見えている星で季節が感じられる
ようになるので人生が一段と豊かになったように思えるのです。

まさにそんなことを教えてくれる本だと思います。

さてこの本は前述のように牛山さんの2冊目の本です。

1冊目は「デジタルカメラによる 星空の撮り方 きれいな星空を
印象的に撮る」という本でした。

単なる星景写真の撮り方ではなく、どんな星景写真を撮るかという
ところに主眼を置いた本なので、単なるノウハウ本でないところが
すごいなぁ、牛山さんならではだなぁという感じでした。

で、今回の2冊目を初めに手にしたとき、これは前作の続編なのかと
一瞬錯覚を覚えました。

本書の中に星景写真のノウハウ的なところは少しもないです。

こういうフレームで撮りましょうとか、こういう視点で撮りましょう
といった解説はないのですが一つ一つの作品に「星景写真てのは
こう撮るんですよ」というメッセージが込められているように
思えるのです。

デジタルになって星景写真はだれでも撮れるようにハードルは凄く
下がったのですが、だれでも撮れそうで実はとてもハイレベルな
メッセージが込められていたり、構図が計算し尽くされていたりの
作品が紹介されています。

そういった意味でよりハイレベルな星景写真が撮りたいと思う方の
座右の書にもなると思います。

もちろん星の知識が全くない方が眺めるだけでもきれいな星空を
心ゆくまで楽しめる本でもありますし、星の知識が豊富な方が見ても
共感できる部分がたくさんあって癒やし効果のとても大きな本だと
思います。

スタパオーナー について

たくさんのかたに星空の美しさ、楽しさを知って頂きたくて、天体観測のできるペンションを開業しました。
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