セレストロンC5(CELESTRON C5)がやって来た-その5-

今日の昼間も青空が広がり、元気な夏雲もたくさんでした。

140907kumo

それでもスタパ周辺では初秋の爽やかな風が吹き渡ります。

昨日はセレストロンC5で既存の撮影用アクセサリーが使えることを
紹介したのですが、実際にそれぞれの組み合わせて写真を撮ると
どんなふうに撮れるのかを試してみました。

備忘録としてブログに上げさせてもらいます。

興味のない方には「なんのこっちゃ!」な内容ですのでスルーして
くださいませ・・・・

使用したカメラは次の3種
・キヤノンEOS 6D (フルサイズ一眼)
・キヤノンEOS X5 (APS-Cサイズ一眼)
・ペンタックスQ (1/2.3インチミラーレス)

組み合わせた光学系は次の4種
(カメラにより省略した光学系もあります)
・C5直焦
・C5+0.8倍レデューサーフラットナー(ウイリアムオプティクス製)
・C5+0.67倍レデューサー(ミード製)
・C5+0.33倍レデューサー(ミード製)

撮影対象はスタパのダイニングから見える防風林の木の先です。
(56mm相当の画角で撮影したもので、丸で囲んだ枝の部分を撮影して
います)

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1-1.まずは6D+直焦

140907_6D_100

残念ながらC5直焦ではイメージサークルがフルサイズをカバー
することが出来ず四隅が少しケラレます。

周辺像が不要な月の撮影くらいなら使えそうです。

1-2.次に6D+0.8倍

140907_6D_80

さらにケラレが増しますが、良像範囲はわりと広そうです。

1-3.次は6D+0.67倍

140907_6D_67

ケラレは0.8倍とそれほど大きく変わらず視界が広がった感じが
しますが、良像範囲はそれほど広くなさそうです。

2-1.X5+直焦

140907_X5_100

ケラレは全くなく、2000mm相当(1250mm×1.6)の望遠レンズとして
普通に使えそうです。

2-2.X5+0.8倍

140907_X5_80

周辺のピントが甘い感じがしますが、充分に使えそうな感じです。
(星を撮影したときどうなるかが重要ですが・・・)

2-3.X5+0.67倍

140907_X5_67

周辺減光と周辺のピントの甘さが気になりますが、ケラレがなく
撮影できます。

2-4.X5+0.33倍

140907_X5_50

もともとCCD用のレデューサーなので周辺が大きくけられます。
また中心部付近以外はピントが甘いです。
ミラー切れもありAPS-Cで使うのは少し無理がありそうです。

3-1.Q+直焦

140907_Q_100

センサーが小さいので、拡大率はフルサイズの5.5倍(6875mm相当)に
なります。
月の強拡大や惑星の撮影に使えそうです。

3-2.Q+0.33倍

140907_Q_50

センサーがCCDと同サイズなため、相性は良さそうです。
あとはQちゃんの高感度性能との兼ね合いですね。

何を撮影するかによってもベターな組み合わせは変わるのですが、
これだけいろいろ撮ると必要に応じた組み合わせを選べそうです。

スタパオーナー について

たくさんのかたに星空の美しさ、楽しさを知って頂きたくて、天体観測のできるペンションを開業しました。
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