今日も今一つスッキリしない天候。
さてだんだん寒くなってくると星景写真を撮るのにカメラレンズの
結露がとても起こりやすくなります。
周囲の空気よりも物体の表面温度が低ければ夏でも起こる現象ですが、
気持ち的に冬の方が被害が大きいような気がします。
長時間カメラや望遠鏡を屋外に放置しなければならないときは、
十分な結露対策をしてあげないと霞の掛かった画像を量産してしまう
ことになります。
昔は低温でも火が消えにくい桐灰カイロを使うのが一般的でしたが、
最近はバッテリーを使用した電気ヒーターが一般的になっている
ようです。
ヒーターでレンズ周りをほんのり暖かくしてあげれば、レンズに夜露が
着かなくなります。
ニクロム線などを利用して自作してしまうかたも多いですが、製品と
して販売されているものも多くあります。
製品版では従来は車からの給電を考えて12V仕様が多かったの
ですが、最近ではUSB電源を使えるタイプが販売されるように
なりました。(詳しくはこちら)
従来からこの12V仕様のものを使用していたのですが、最近は
星景写真を撮ることが多くなったのと、2台のカメラを使用する
こともあるので、追加でUSB電源用のタイプを購入して見ました。
上は大型のUSB電源がメインに写っていますが、左の青いバンド
のようなものが巻き付け式のヒーターで、下の写真のように使います。
ここではカメラを写真用赤道儀のビクセン製ポラリエに載せています。
ポラリエもUSB電源で駆動ができますので、大型のUSBバッテリー
(複数のUSB端子があるもの)があれば電源がひとつで済むので
とても便利です。
撮影の時もバッテリーが1個ですみますし、後の充電も1個だけなので
想像以上に気楽に運用ができます。
これでカメラもUSB電源で動かせたら、撮影中のバッテリー切れの
心配もなくなって最高なのですがね・・・。