オリンパスE-M10で遊ぶ  -その6-(星雲星団)

今日は少し残念な天候です。

150111sora

昼間は薄日が射していましたが、夕方には雪がパラつきだしてしまい
ました。

さて今日もオリンパスのミラーレス一眼OM-D E-M10(以下E-M10)
ネタです。

昨日はとても盛りだくさんの内容でしたのであまり詳しく書かな
かったのですが、昨日のラヴジョイ彗星の写真は口径50mmの屈折
望遠鏡(SHRAPSTAR 50ED)にE-M10を着けて、望遠鏡をカメラの望遠
レンズとして撮影しています。

焦点距離330mmのSHRAPSTAR 50EDに0.8倍レデューサ(焦点距離を短く
するレンズ)を組み合わせ35mm判換算で528mm/F5.3の望遠レンズとして
います。

少しF値は暗めですが、昨日のような彗星ばかりではなく、普通の
星雲星団を撮影することもできます。

下は星雲星団の超定番、オリオン大星雲とプレアデス星団(すばる)です。

SHRAPSTAR 50ED+0.8レデューサ+E-M10 ISO3200/60sec

SHRAPSTAR 50ED+0.8レデューサ+E-M10 ISO3200/60sec

SHRAPSTAR 50ED+0.8レデューサ+E-M10 ISO3200/60sec

SHRAPSTAR 50ED+0.8レデューサ+E-M10 ISO3200/60sec

いずれもJPEG画像撮って出しにトーンコントロールを軽く加えた
だけのものです。

どちらもとても写真映りの良い天体なので、これで満足してはいけない
のですが、それほど苦労しないで撮れてしまうのがありがたいです。

下は馬頭星雲です。

SHRAPSTAR 50ED+0.8レデューサ+E-M10 ISO3200/60sec×4コンポジット

SHRAPSTAR 50ED+0.8レデューサ+E-M10 ISO3200/60sec×4コンポジット

こちらはさすがに60秒の露光では良く写らなかったので、4枚撮影
したRAW画像をコンポジットして強めに処理をかけました。

少し荒れていますが、もう少し真面目に撮影して丁寧に画像処理を
すればもっとまともな画像を得ることもできそうです。

E-M10が凄いのは、携帯性が良く普段のお散歩カメラとしても使える
(使っていて楽しいカメラです)のに、月のクローズアップ、星景写真、
直焦天体写真そして(たぶん)コリメート撮影などの様々な手法の
天体写真も、かなりオールマイティーにこなせるというところです。

正直なところ高感度性能ではAPS-Cサイズに及びませんが、コンデジと
比べれば別次元で、APS-Cサイズに肉薄しているという印象です。
(いずれ詳しく報告できると思いますが・・・)

ニューフェイスということでかなり優遇している感はあるのですが、
ガッカリすることの少ないカメラですので、もう少しレポートを
続けます。

さて、昨晩の月です。

150110moon_Q2146

こちらは従来のSHRAPSTAR 50ED+PENTAXQでの撮影ですが、次の
サイクルからE-M10が主役になるかも知れません。

スタパオーナー について

たくさんのかたに星空の美しさ、楽しさを知って頂きたくて、天体観測のできるペンションを開業しました。
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