今日は少し残念な天候です。
昼間は薄日が射していましたが、夕方には雪がパラつきだしてしまい
ました。
さて今日もオリンパスのミラーレス一眼OM-D E-M10(以下E-M10)
ネタです。
昨日はとても盛りだくさんの内容でしたのであまり詳しく書かな
かったのですが、昨日のラヴジョイ彗星の写真は口径50mmの屈折
望遠鏡(SHRAPSTAR 50ED)にE-M10を着けて、望遠鏡をカメラの望遠
レンズとして撮影しています。
焦点距離330mmのSHRAPSTAR 50EDに0.8倍レデューサ(焦点距離を短く
するレンズ)を組み合わせ35mm判換算で528mm/F5.3の望遠レンズとして
います。
少しF値は暗めですが、昨日のような彗星ばかりではなく、普通の
星雲星団を撮影することもできます。
下は星雲星団の超定番、オリオン大星雲とプレアデス星団(すばる)です。
いずれもJPEG画像撮って出しにトーンコントロールを軽く加えた
だけのものです。
どちらもとても写真映りの良い天体なので、これで満足してはいけない
のですが、それほど苦労しないで撮れてしまうのがありがたいです。
下は馬頭星雲です。
こちらはさすがに60秒の露光では良く写らなかったので、4枚撮影
したRAW画像をコンポジットして強めに処理をかけました。
少し荒れていますが、もう少し真面目に撮影して丁寧に画像処理を
すればもっとまともな画像を得ることもできそうです。
E-M10が凄いのは、携帯性が良く普段のお散歩カメラとしても使える
(使っていて楽しいカメラです)のに、月のクローズアップ、星景写真、
直焦天体写真そして(たぶん)コリメート撮影などの様々な手法の
天体写真も、かなりオールマイティーにこなせるというところです。
正直なところ高感度性能ではAPS-Cサイズに及びませんが、コンデジと
比べれば別次元で、APS-Cサイズに肉薄しているという印象です。
(いずれ詳しく報告できると思いますが・・・)
ニューフェイスということでかなり優遇している感はあるのですが、
ガッカリすることの少ないカメラですので、もう少しレポートを
続けます。
さて、昨晩の月です。
こちらは従来のSHRAPSTAR 50ED+PENTAXQでの撮影ですが、次の
サイクルからE-M10が主役になるかも知れません。