ロスマンディ(G11赤道儀)がやってきた (2)

スタパ周辺は今日も良い天気。

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さて昨日紹介したスタパのニューフェース「ロスマンディG11赤道儀」
具体的な使い方について例を紹介しておきます。

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こちらはスタパ所有の望遠鏡で天文ドームに設置された40㎝望遠鏡に
次ぐ口径のセレストロンC11(口径28cm)をロスマンディに載せた所
です。

本来このC11はビクセンがセレストロンを取り扱っていたころに
入手(30年以上前に)したもので、ビクセンのセンサー型赤道儀と
セットで入手したものです。

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入手した当時、センサー型赤道儀はビクセン最大の赤道儀だったの
ですが、それでもC11を載せるのには少し非力で、眼視観測なら
何とか・・・・というレベルであまり難しい使い方は想定されて
いませんでした。(のちにより大型のアトラクスが出てそちらが
純正の組み合わせになりました。)

C11をロスマンディに載せることにより、C11本来の性能をようやく
発揮させることができるようになります。

今回C11をロスマンディに載せるにあたり、ドブテイル金具という
鏡筒と架台を接合する部品を購入したのですが、30年以上前の製品
なのに取り付けネジの位置が全く変わっていないようで、新品の
金具をそのまま取り付けることができました。

筐体の形状がだいぶ変わっているのに、取り付け関係のネジの位置や
仕様が全く変わっていなかったのには少し驚きました。
(ある程度の加工は必要かと覚悟していたので…)

これまであまり出番の無かったC11ですが、もう少し活用してあげる
ことができればと思います。

そしてもう一つの具体的使用例がこちら

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ロスマンディの汎用プレートにカメラ用の自由雲台を取り付けて
望遠レンズの着いたカメラを直接載せる方式です。

昨日も書きましたが、400mmクラスの望遠レンズまでオートガイダー
などの難しい装置を使用せずにノータッチガイドが可能なカタログ
スペックなので、極軸さえしっかり合わせておけば、お手軽超望遠
天体写真が撮れるようになります。

いずれにしても気軽にホイホイ持ち歩けるものではないので、しっかり
据え置きして使えるようにこれから整備を進めたいと思います。

スタパオーナー について

たくさんのかたに星空の美しさ、楽しさを知って頂きたくて、天体観測のできるペンションを開業しました。
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