星景写真 経緯台でガイドする

今日は朝から雨・・・ 

で、夕方からスカッと晴れてくれて、星がよく見えるパターンになりました。

 

そんなわけで、かねてから懸案であった星景写真を経緯台に載せてガイド撮影を
する実験をして見ました。

・・・って、何のことか分からないかたのために簡単に説明をしておきます。

デジカメで天体写真を撮る方法については2月に紹介しました。(詳しくはこちら

星はすごく暗いので、写真に撮るためには30秒くらいはシャッターを開いて
おかないとそれらしく撮ることができません。

手持ちでは完全に無理で、三脚に載せて撮る必要があります。

でも、星は太陽と同じように東から昇り、西に沈んでゆきます。

30秒くらいではその動きはそれほど大きくないので、広角のデジカメであれば
それほど星が動いているようには見えません。

 

でも大きく拡大すると30秒でも明らかに動いていて少し横長の線になって
いるのが分かります。

シャッターを2分も開くと小さく縮小した写真でも星が線になっているのが
分かるようになります。(下の写真)

 

星を長時間露光でも点に写すためには「赤道儀」という星を追尾するのに適した
装置を使う必要があります。

星が点に写るように、星の動きに合わせてカメラを少しずつ動かす(ガイドする)
ことをガイド撮影と言います。

昨年の11月にラプトル50の改造で使用した米オライオン社のミニEQ赤道儀
というのを紹介しましたが、現在市場で入手できる多分一番安い赤道儀がこれ
です。(モータードライブ付きの送料込みで2万円弱)

もうちょっとまともな物となると途端に10万円くらいの水準になってしまい
ます。(中古市場で集めればもう少し安く揃えられないこともないですが・・・)

それにしても赤道儀は使い方にちょっとしたコツがあったり、本格的なものに
なるとかなりの重装備になり、初心者のかたには少し敷居が高いと感じられる
ことが多いようです。(ようは慣れなのでそれほど難しくはないと思うのです
が・・・)

そこで、初心者向けの望遠鏡として多く出回っている微動付き経緯台式の
望遠鏡にカメラを載せてガイド撮影ができないか試してみたいと考えた・・・・

というのが今回のテーマです。

昔からの天文ファンのかたは経緯台でガイド撮影をすると、どうなるかご存じ
のかたも多いと思います。

若い頃に赤道儀が買えなくて、とりあえず経緯台でガイド撮影に挑戦された
かたも多いことだと思います。

経緯台でガイド撮影をするとどんなことが起こるか・・・

とりあえず手持ちの経緯台式望遠鏡(ビクセンのポルタA80Mf)にカメラを
のせて星景写真を撮ってみることにしました。

次回はその辺から話をつなげたいと思います。(続く)

スタパオーナー について

たくさんのかたに星空の美しさ、楽しさを知って頂きたくて、天体観測のできるペンションを開業しました。
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