今日はやや雲の多い天候。
スタパ前の畑の作物はスクスクと育っています。
どうやら今年の作物はキャベツのようです。
今日は夏休み営業を前にして最後のひとあがきで草刈りをしました。
疲れた・・・・
さて「星景写真入門」が続きます。
少し前置きが長かったのですが、今日は少し具体的な話です。
3.星景写真に必要な機材
ここからは具体的に星空の写真を撮るために必要な機材について説明します。
1)カメラ
星景写真を写すために当然ですが「カメラ」が必要です。
どんなカメラでも良いかというとそうでもありません。
これまで説明したように昼間の写真と比べてもの凄く暗いのと、カメラ任せにしてもよい結果が得られないことが多いので、様々な設定が自由になるカメラが必要です。
携帯やスマホのカメラでは今のところちょっと無理があります。(星がなんとか写るレベルのカメラを持った機種やアプリが出てきていますが、写りとしてはまだまだという感じがします。)
またコンデジ(コンパクトデジカメ)でも安い物ではやはり歯が立たない事がほとんどで、最低でも「高級コンデジ」と呼ばれるクラスのカメラが必要になります。
「高級コンデジ」クラスですととりあえず星景を写すことは可能ですし、最近では星空モードを持つカメラもあって、カメラ任せでそこそこの星景が撮れてしまうタイプもあります。
でも「コンデジ」タイプですとどうしてもレンズを交換する事ができないとか、一眼レフタイプに較べ受光素子が小さい(これは機種にもより大きな素子を持つ物もありますが)
のでノイズが大きいなどの欠点が多いです。
普段使いのカメラとして、プラスアルファで星はとりあえず写れば良いというスタンスならばコンデジタイプでもOKだと思います。
1節で解説したマニュアルの設定ができるタイプのカメラなら星景写真を写すことができます。
でもスタパオーナーとしてのお奨めは星景写真用に「高級コンデジ」を買うなら一眼レフ(またはミラーレス)のエントリータイプの購入です。
エントリータイプならキットレンズ付きで高級コンデジを買うよりも安い場合があります。
さらにいえばここ数年、受光素子の感度性能の向上スピードがかなり鈍っているので、型落ちの中古(または新品中古)でも星景写真用としてなら全く問題無いです。
(キヤノンならkissX7、X7i、ニコンならD3300、D5200あたり・・・・かな)
むしろそこでお金を浮かせて、明るいF値の広角レンズを購入する事を検討するのが良いと思います。
メーカーはどこでも良いと思いますが、特に思い入れがなければキヤノンかニコンが無難です。
たくさんの人が使っているので役に立つ情報が多いですし、交換レンズも純正以外でも選択肢が多くて安上がりにまとめやすいです。
普段使いとの共用でコンパクトさを重視する方にはm4/3(マイクロフォーサース)のオリンパスやパナソニックという選択もあります。
感度の面ではAPC-Cやフルサイズに一歩遅れますが、コンデジ並みに小さくて持ち歩きがしやすいのと、レンズを絞らなくても周辺まで像が良く、周辺減光が少ないという利点があります。(後々解説する機会があるかも知れませんが、APC-Cやフルサイズの場合レンズのF値が明るくても絞らないと使えないことが多いのでm4/3の感度の遅れはそれほど問題にならないことが多いです。)
カメラ選びに関しては、人それぞれの感性の違いで洋服の好みが違うのと同じで、なかなか「これ」と奨めにくい面が多いです。
最後のところは自分が納得して「これ!」とピンとくるものを選ぶのが一番だと思います。(続く)
補足(7/15追記)
現状で理想をいうならフルサイズのデジ一です。
その方が星は良く写ると思います。
でもこれから星景写真をというそこまでの投資と、あの重いカメラを持ち歩く事を素直に推奨できないので、ここでは割愛しています。