今日は朝から雨模様。
雲に霞んだ1日でした。
こんな日は(仕事はいろいろありますが・・)望遠鏡で遊びます。
最近個人的な星見で出番の多いのがSHARP STAR50ED(D=50mm、f=330mm,EDアポ)です。
F6.6と短焦点の部類ですがEDレンズなので低倍率から高倍率まで気持ちよく使えます。(残念ながらすでに絶版機種です。)
純正そのままでも充分使えるのですが、少し部品を継ぎ足すとより幅広い用途に使えるようになります。
上の写真は接眼アダプターを純正の31.7径から2インチ径に変更して2インチのミラーと
40mmの接眼レンズを組合わせています。
倍率は8.25倍と双眼鏡並みの低倍率と広視界が得られるようにしています。
双眼鏡より単純な光学系なので抜けが良く身持ちの良い見え方をします。
下は高倍率向け仕様。
エクステンダーレンズを組合わせて焦点距離を2倍にして、高倍率が出しやすいようにしています。
次に望遠レンズ仕様。
0.8倍のレデューサフラットナーレンズを組合わせ264mmの望遠レンズとして使うことができます。
m4/3のカメラですと528mm相当、APS-Cだと420mm相当の望遠連となり、視野端まであまりボケずに撮影ができます。
こちらは超望遠仕様。
望遠鏡と接眼レンズを組合わせその投影像をカメラで写す方式で、おおむね1000mm以上の焦点距離を得るのに用います。
写せる範囲がもの凄く狭くなるので、フリップミラーを組合わせ撮影対象を確認できるようにしています。
ここで紹介した組み合わせはこの先3ヶ月以内くらいに、いずれも出番があるだとうと思われるセットで、実際に組み上げてのテストも兼ねています。
膨大な数の望遠鏡部品があるので、事前に組み合わせを明確にしておかないといざ使おうと持ったときにドタバタしてしまうことが多いです。
ドタバタしているうちに観測のチャンスを逃してしまうこともあるので、共用する部品が多い場合には事前のテストが必要ですし、絶対に失敗したくない観測の場合には、事前に何度もリハーサルをすることもあります。
まあ、こんなことをいていると「アッ!」という間に時間が過ぎて行くのですがね・・・